【ゲゲゲの女房】 第97話 映画かテレビか
マンガ賞受賞で茂さんの生活は一変したようです。オープニングのように明るくなったといいたい所ですが、今のところは「貧困から過労へ」といった方がいい感じです。福の神から仕事の依頼が次々に舞い込むのはいいのですがね。その一方で締め切りに追いまくられる生活が始まりました。漫画家を描いた漫画でよくみられる、あれです。
オーバーワークによる過労は、時給が低く長時間働かないと生活できない場合や、サービス残業しないと企業の評価が下がる場合にみられます。茂さんの場合、十分な原稿料をもらってると思われますので前者ではないでしょうが、仕事を断るともう来ないかもしれないという強迫観念がありそうなので後者のケースに似ているといえそうです。
まあ、仕事が来て原稿料がきちんと入るのならば、ちゃんとしたアシスタントがいれば仕事が回るはず。ここがまだまだ弱い部分で、ロッカー崩れとかトラックの運転手、あるいはへたうま作家しかアシスタントの募集には来てくれてません。人材の発掘や育成というマネジメントが必要になります。もしも布美枝さんがドラッカーを読んだら、この辺から手をつけていくかもしれませんが、とりあえずは深沢さんにお願いした倉田圭一さん(池上遼一さん?)に期待しましょう。
そうこうしているところに鬼太郎、映像化の話が舞い込んできました。映画なら実写を予定しているそうです。テレビは30分の子供向け連続番組ですが、スポンサーがつくかどうかが大きなハードルになるようです。確かにスポンサーにとって自社の製品を妖怪のイメージで見られることには大きなリスクがあります。すすんで妖怪を引き受けてくれる企業があるかどうかはかなり疑問で、総じてテレビの方が難易度が高そうですね。
「映画とテレビ、どちらにしましょう?」
「テレビで行きましょう」
豊川さんの問いに茂さんは即答しました。豊川さんは映画を想定していたようですが、自信がありそうです。実写・特撮がいやだったのかスポンサーにあてがあるのか。真意は明日あきらかになるでしょう。
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