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2010年8月12日 (木)

【ゲゲゲの女房】 第118話 ゲゲゲの娘


「ゲゲゲの娘、妖怪の娘ー」

「近寄ると取り付かれるぞー」

なんて囃される藍子ちゃん、気の毒ですね。ありがちな話なのに担任の先生は気がついていないようです。「学校が楽しくなさそう」なのは茂さんの特異な教育方針が原因だと見ている点に、悪書追放運動のメンバーに似た偏見も感じられますね。いじめが社会問題になる前という時代背景もあるでしょうけど。

布美枝さんも高尾山に行ったといい架空の作文を書いた点を問題視して、その背後にある藍子ちゃんの不満やいじめの存在には気づかないようです。不遇時代が長かったので有名であることの不幸には気づきにくいんでしょうかねえ。

何かしら問題があることを茂さんに相談しても、漠然とした相談では茂さんも対応しようがないでしょう。「家族が食っていけるかどうかそれが問題だ」という問題意識自体適切ですし、加えて「生きとる人間には同情せんのです」という人生観からすれば「元気に生きてれば大丈夫」という教育方針であっても不思議ではありません。

そんな訳で大人に相談しても仕方がないという藍子ちゃんの直感は正しかったりします。多分、この件について茂さんが出来ることは<妖怪いそがし>の憑依を脱して藍子ちゃんに自らの人生観を語ることくらいかもしれません。それを受け止めていじめを跳ね返すのは藍子ちゃん自身の課題ということになりそうです。子供の頃、電信柱とからかわれていた布美枝さんを救ったのは結局源兵衛さんではなく布美枝さん自身でしたしね。

そのとき布美枝さんを勇気付けたのはおばばの言葉でした。布美枝さんが藍子ちゃんの良さを引き出しておばばのように支えることができるかどうかが鍵になるのではないでしょうか。スガちゃんも倒れるドタバタの修羅場の中で<妖怪いそがし>を退治することは困難でしょうけど隙を見て藍子ちゃんを勇気付けることができるでしょうか。

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