【ゲゲゲの女房】 第126話 ゼタ玉砕せず
藍子ちゃん「苗字帯刀御免」の呪文で少し強くなれたようです。この呪文を唱えればいつでもイカルおばあちゃんと一緒です。赤木さんの猛威はまだまだ納まりませんが少しずつ自信がつけていけるといいですね。
今日は久々に深沢さんが登場しました。成田出版との合併が破談となってから5年。「深沢さんがいる限り描き続けますよ」と言ってた茂さんは約束どおり原稿を描き続けています。今回は近藤勇のお話のようです。確かに調布にお墓がありますね。西調布にも像が建っていて私もよく前を通ります。
しかし、やはりゼタの経営は苦しく漫画家たちへの原稿料も滞りがち。<自由の砦>も陥落寸前に追い込まれていました。
「そろそろゼタも潮時かと思ってましてね」
原稿料も払えないような雑誌を続けてもあちこちに迷惑をかける。今ならまだ格好良くやめられる。意地の人、深沢さんとしてはボロボロになるまで戦ってみじめな姿を晒した富田書房の社長のようになるのは避けたかったのでしょう。飢えとマラリアにさいなまれて朽ち果てるより、潔く玉砕することを選んだズンゲン支隊長の姿がダブります。
「総員玉砕せよ!」
それはまさに茂さんが描こうとしていた悲劇への道です。支隊長のプライドは多くの兵たちの命を道連れにしました。ゼタの玉砕は多くの志ある漫画家の卵たちの運命を道連れにするかもしれません。
「もう少し、あがいてみるかな」
茂さんの構想を聞いて深沢さん、玉砕しない道を選ぶことにしました。ゲリラ戦でもなんでもまだまだやれることがある。くよくよ考えるより前に進む強い意志が大事。茂さんもそういいたそうでしたね。願わくばゼタにも好機が、深沢さんにも幸運がもたらされますように。
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