【ゲゲゲの女房】 第149話 基本が大事
お茶こぼしたり原稿汚したり、喜子ちゃん、若いときのスガちゃんみたいでしたね。光男さんのぎっくり腰に手伝いを買って出たのはいいけど、失敗ばかりでした。でもまあ、最初はそんなもんです。電話の取次ぎもお茶だしもちゃんと習えばできるようになります。基本が大事。水木漫画への造詣の深さは誰にも負けませんから、基本動作を身に着ければ貴重な戦力となってくれるでしょう。
茂さんがなぜ喜子ちゃんではなく藍子ちゃんに手伝わせたいのか、いまだによく分からないのですが、年長者が家を継ぐべきだと考えているのでしょうかね。適材適所、得意分野をみつけて伸ばそうという姿勢ではイカルに一日の長があります。イトツを亡くしてからずいぶん寂しそうで心配してましたが、今日はだいぶ元気そうで安心しました。
適材適所、目立たない子供にも日を当てたいという藍子ちゃんの考え方は非常によいのですが、学級新聞に載せるという方法はどうだったでしょうか。「テレビに出たいお化け」みたいな子もいるでしょうし、晴れがましいことが苦手な子もいるでしょう。目立つことでいじめのターゲットになることもありえます。ちょっこし短慮だったかなという気はしますね。
先生の仕事の基本は授業です。面白い授業をすれば子供はついてきますし、保護者の苦情もあんまりきません。そもそも、子供のことを良く見てなければよい授業とかできませんので、そういう先生はそんなに外したことはしないものです。
まあ、授業力なんてものは一朝一夕には身につかないので皆さんいろいろ工夫や努力をされるのですが、その辺はどんな仕事でも同じでしょう。基本が大事。基本動作が身につけば、自分のやりたいこともできるようになってきます。授業の中で目立たない子のよさを引き出すことができるようになれば、その子にとっては学級新聞に載せてもらうより有意義なことでしょう。
藍子ちゃんもいいものを持ってるのですから、ここでめげないで頑張ってほしいものです。イカルさん、藍子ちゃんもほめてあげてごしなさい。
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