« 2010年8月 | トップページ | 2010年10月 »

2010年9月30日 (木)

[てっぱん] 第4話 大阪へ?

べっちゃーというのは尾道の祭の名前なのですね。多分有名なんでしょうけど、知りませんでした。なまはげかと思ってましたよ。毎年11月1日〜3日の日程だそうで今年は一段と賑わうことでしょう。

出生の秘密を知ったあかりちゃん、鐘をついて煩悩を振り払えたのでしょうか。まあ、 景色のいい所で鐘をつくと気持ちいいですし、住職さんに話を聞いてもらえたのも好材料でしょう。

そんなわけであかりちゃんは大阪にトランペットを返しにいくといいだしました。まだ平常心とはいえないようですが、おそらくルーツ探しの旅になるのでしょうね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年9月29日 (水)

[一般信頼の構造4] 第3~第5クラスターの独立グラフ

少し間が開きましたが、一般信頼の構造の続きです。前回は第1、第2クラスターの独立グラフを紹介しましたが、欧米クラスターである第2クラスター諸国では一般信頼が初対面信頼との強い結びつきを持っていました。欧米化しつつある非欧米クラスターの第1クラスター諸国では、個別信頼の構造は第2クラスターと類似していますが、一般信頼と初対面信頼との結びつきはより弱いものになっていました。

Photo

今回はアフリカクラスターである第3、第4クラスターとアジアクラスターである第5クラスターの独立グラフをみていきましょう。第3クラスターでは、知人信頼と近所信頼が強い結ぶつきを持ち、外国人信頼と初対面信頼も同様に強い結びつきを持つという点で第1クラスターと同じの個別信頼の構造を持っています。

異なっているのは一般信頼の位置づけです。第1クラスター諸国では一般信頼は初対面信頼と関連を持っていましたが、第3クラスターではこの関連はみられません。その代わり、一般信頼は近所信頼と有意な偏相関を持っています。ガーナ、エチオピアといった第3クラスターに含まれるアフリカ諸国では「大抵の人は信頼できると思いますか」ときいたときに、近所の人のことを思い浮かべながら「大抵の人」が信頼できるかどうかを答えるのかもしれません。その割には、近所信頼と一般信頼の水準が違いすぎますが・・

Photo_2

第4クラスター諸国(チリ、南アフリカ、ルワンダ)では、一般信頼と個別信頼の偏相関がなくなります。これらの国々では「大抵の人」といったときに思い浮かべる対象が人によってまちまちで、特定の傾向性がないのかもしれません。個別信頼の構造は基本的に他のクラスターと同じ(友人と近所、外国人と初対面に強い結びつきがある)なので、信頼の質問自体は機能していると考えられます。他方で一般信頼の質問については、何を測定しているのか実態が不明なものになってしまっているようです。

Photo_3

第5クラスターは中国やインド、トルコといったアジア・イスラム諸国クラスターですが、独立グラフの構造は第1クラスターとほとんど変わりません。違いは知人信頼と外国人信頼の間に偏相関がない点だけで、他の個別信頼の構造や一般信頼が初対面信頼と弱い結びつきをもつ点は同じです。伝統的なアジア諸国ではこの形がデフォルトで、近代化がすすむと外国人に対しても知人に対するものと共通の基盤で信頼感を持つようになるのかもしれません。

以上、5つのクラスターについて信頼の構造をみてきましたが、一般信頼は強い、弱いの区別はあるもののおおむね初対面信頼と結びつきがあり、ある程度は初対面信頼の代理指標になっていると考えられそうです。ただ、アフリカ諸国では一般信頼が近所信頼と結びついたり、どの個別信頼とも関連を持たなかったりする場合があるので注意が必要です。

個別信頼についてはどのクラスターでも知人信頼と近所信頼、外国人信頼と初対面信頼の間に強い偏相関が見られます。前者は2者信頼やn者信頼(集団内信頼)に対応し、後者はN者信頼(集団間信頼)に対応します。2者信頼とn者信頼は共通の心理的基盤を持ち、N者信頼同志はまた別の心理的基盤を持っていることが伺われます。

N者信頼はn者信頼の延長、あるいは使いまわしであって、集団内信頼の高い人はついでに集団間信頼も高いという考え方もありますが、独立グラフを見る限り両者は別物みたいですね。知人信頼や近所信頼の副産物で初対面信頼や外国人信頼が生じているのであれば、初対面信頼と外国人信頼の間に強い偏相関が見られる可能性は低いでしょう。実際にはどのクラスターでも初対面信頼と外国人信頼には強い偏相関が見られますので、N者信頼独自の心理モジュールがある可能性は高いように思われます。

一般信頼がN者信頼モジュールと強い偏相関を持つのは第2クラスターの欧米諸国です。一般信頼をN者信頼の代理指標として経年変化や加齢による変化を見るにはまず欧米諸国について見てみるのが吉といえそうです

| | コメント (0) | トラックバック (0)

カマキリ

CF2F1953-45DB-4B82-A7A9-3E5A37205F08

ずいぶん久しぶりにみました。いるけどみてないのか、数が減ってるのか。大型肉食昆虫は餌がいないと厳しいので、数自体減ってるかもしれませんね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

[てっぱん] 第3話 祖母去る

ミクばあさんはトランペットを残して去って行きました。「忘れろ」といいながらあんなものを残していっては忘れようがありません。とりあえず自分はいらない。要らなきゃ捨てろってことでしょうか。

あかりちゃんのフォローはお母さんがやってました。「ゴメンね」というのかと思ったら「謝らんよ」。いつかこういう日が来る。それを承知でそれだけの覚悟をもってあかりちゃんを育ててきたのでしょう。

希望の灯火になるように「あかり」。千の春が来るように「千春」。名付ける親心は同じですが、かなうかどうかはまた別の問題なんですよね。せめてその気持ちが伝わりますように。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「てっぱん」ここまでのまとめ

「てっぱん」2話までの展開をまとめると主人公の母、千春さんのトランペットが死後18年たって尾道で見つかり、箱に書かれていた住所に連絡した所、ミクばあさんがやってきてトランペットを海に投げた、ということになりますね。

千春さんの縁者を探したけど見つからなかったと村上家では言ってますので、千春さんが亡くなるよりも多分かなり前にトランペットは向島から尾道に移されて誰かが保管、あるいは単にしまいこまれてたのでしょう。

このトランペットを保管してた人こそ、あかりちゃんのお父さん・・なのでしょうかね。サスペンスドラマなら千春さんを殺した犯人となるかもしれませんが。

意外なことに推理ドラマのようです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年9月28日 (火)

[てっぱん] 第2話 出生の秘密

第2話にして主人公の出生の秘密が明かされました。えらく早い展開ですね。ゲゲゲの余韻を早目に振り払おうとする演出でしょうか。

昨日、トランペットを海に投げた「ばあちゃん」が主人公あかねちゃんの祖母、田中初音さん。トランペットの持ち主があかりちゃんの母、田中千春さん。トランペットで身を立てるといって家出をした千春さんはなぜか尾道の向島で鉄工所の手伝いをしていてあかりちゃんを産んだ直後(出産時?)に亡くなり、あかりちゃんは鉄工所の子として育てられたということみたいです。

「はつね」と打つと自動的に「初音ミク」に変換されるのがご愛嬌ですが、18年も経ってから尾道に来るということは、件のトランペットや同封の写真は最近見つかったということなんでしょうかね。それを尾道まで持ってきて海に投げたと。まだまだわからないことが沢山あるので、もうしばらく様子をみることにしましょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「てっぱん」開始

ゲゲゲの続きなので、とりあえず見てみました。続けて見るかどうかは様子見ということで。

主人公が叫んだり海に飛び込んだりというのは、およそ布美枝さんがやりそうにないことで、通常の朝ドラに戻ったことが分かります。ばあちゃんというからにはお祖母さんなんでしょうけど、主人公とは初対面みたいでしたね。どんな事情があるのかは明日のお楽しみという所でしょうか。

鉄のうんちくは色々出てきそうですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年9月27日 (月)

よく降るねえ

13CAD34B-1741-4240-8A34-3D350A975987

あんまり降りそうじゃない天気図なのによく降るね〜

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年9月26日 (日)

見えんけどある社会関係資本

そんなわけで半年に渡って「ゲゲゲの女房」にコメントをつけてきましたけど、社会関係資本のありがたみを実にうまく表現したドラマでしたね。

社会関係資本は「信頼」「互酬性の規範」「ネットワーク」からなる社会の潤滑油で、いずれも目には見えないものなのですが、社会生活をスムーズに営む上で欠かせないものです。ドラマ前半の貧乏時代には戌井さんや深沢さんとの信頼関係、商店街の皆さんとのもちつもたれつの関係(互酬性の関係)が茂さんや布美枝さんの支えとなっていました。

ドラマ後半でも豊川さんとの信頼関係やアシスタントの皆さんとの助け合いは相変わらず重要ですが、遠くはなれてしまった中森さんやはるこさんや美智子さんたちとのご縁の糸(ネットワーク)が、折に触れて布美枝さんや藍子ちゃんたちを助けてくれました。そして、今は亡きおばばや貴司くんや一学さんたちからの心理的サポートのネットワークまで・・。

見えんけどある社会関係資本。その意味とありがたみをこれほどうまく目に見える形で示してくれたドラマというのはちょっこし記憶にないですね。脚本家の山本さんの力量に追うところが大きいですが、原作の布枝さん、俳優のみなさん、スタッフのみなさんのお陰でもあります。素敵なドラマ、ありがとうございました。だんだん。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年9月25日 (土)

【ゲゲゲの女房】 第156話 ありがとう!!

終わってしまいました。始まりあれば終わりありといいますが、それにふさわしいエンディングでしたね。

アシスタントの皆さん、業界関係の皆さん、ご近所の皆さん、読者の皆さん。沢山の人たちにありがとうを伝えてきた最終週でしたが、最終話の主役は「見えんけどおる」皆さん方でした。

 「源兵衛さんと仲良くやってごしなさいよ」

イトツの遺影に語りかけるイカルさん。見えんけどそこにいらっしゃるのでしょう。

 「用事があるときはラッパを吹くんです」

貴司くんのラッパを吹いて家人を呼ぶ源兵衛さん。最後まで一個分隊を率いていたんでしょうね。飯田家の家長として戦前、戦中、戦後を生き抜き、娘たちの縁談を調え、沢山の孫たちに恵まれ・・。彼岸花の咲く頃、おばばや貴司くんやご先祖様と彼岸へ旅立った源兵衛さん。たくさんの見えんけどおる皆さんのお陰を感じられる最終話でした。

お酒の飲めない茂さんも子供たちに漫画の腕を披露してましたね。見えんけどおる人たちとの団欒。日々の暮らしが静かな海のように続くこと。それらが何よりの供養、何よりのご恩返しとなることでしょう。

ラストシーンの舞台は、幼き日の布美枝さんがべとべとさんと不思議な少年にあったあの森です。ここに帰って来たんですね。あのとき少年がスケッチブックに筆を走らせていた神社の階段に、茂さんが腰掛けて絵を描いてました。

 「お父ちゃんはやっぱり絵がうまいねえ」

 「当たり前のこというな」

あれから50年近くずっと描き続けてきたのですからね、確かに当たり前のことなのでしょう。布美枝さんに出会うまでの25年、出会ってからの25年。変わらず描き続けてきたのです。

 「私でよかったのかな」

お見合い以来初めて茂さんと一緒にきた安来。ここで布美枝さんはきいてみたかったんでしょう。本物の漫画家と信じて自分はついてきたけれども、茂さんにとってはどうだったのか。

 「そげだなあ」

 「良かったんじゃないか。お前で」

肩に手をおいて茂さんは答えました。ふすまの隙間からのぞいた目玉を見たときから、きっとそう思ってたんでしょうね。でも、改めて言葉にすることの大切さを布美枝さんの表情が物語っていました。

昔と同じようにべとべとさんをやり過ごしたとき、茂さんは50年前にも同じ女性と手をつないだことを思い出したかもしれません。見えんけどあるご縁の糸。見えんけどおる、鬼太郎や悪魔くんや河童の三平たち。

 「まだまだこれからだ」

たくさんの見えんけどおるものたちに見守られながらまた二人は歩きはじめました。だんだん。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年9月24日 (金)

【ゲゲゲの女房】 第155話 読者の化身

商店街のみなさん、質屋の亀田さん、それに太一くんが20周年のお祝いにやってきてくれました。布美枝さんが調布にきた日からお世話になっている「まかせなさい!」トリオのみなさん。買い物はいうに及ばず、読者の会や貸本オリンピックの宣伝、ロザンヌレディの紹介などなど物心ともに支えられてきました。一六銀行の頭取さんは、青海波の着物を質流れから守ってくれた功労者です。地域のみなさんの支援があってこそここまでやってこれました。

墓場鬼太郎の大ファンだった太一くん。今は福島で工場長をやってるそうです。みなさんそれぞれ偉くなってますね。美智子さんの手紙を持ってお祝いにやってきてくれました。

 「怖いけど面白い」

こんな怖い漫画が売れるか!と富田社長にダメだしされたときも太一くんのファンレターで救われたものです。少年ランドの連載開始時、読者投票が最下位だった鬼太郎にファンレターを送ってくれたのも太一くんだったかもしれません。今でももちろん茂さんの漫画を読み続けてくれています。

 「最初の鬼太郎とは今のはだいぶ違うけれども」

 「やっぱり先生の作品はおもしろいです」

貸本の時代から、楽しみにしてくれている大勢の読者たち。頼もしいけれども、つまらない漫画をかくととたんにそっぽを向かれてしまう、怖い存在でもあります。その大勢の読者たちの化身が太一くんという存在だったのかもしれません。

 「描き続けてください。おれはずっと読み続けます」

地域のみなさん、読者のみなさんに支えられて描き続ける茂さん。その姿勢は昔となんら変わるところはありません。茂さんを一番近くで支え続けた布美枝さんには今日は2回、ねぎらいの言葉がかけられました。

 「これはお母ちゃんにだ」

子供たちから贈られた花束。茂さんは布美枝さんに手渡しました。

 「お母ちゃんがおらんとここまでやってこられんかったからなあ」

20年分のありがとうが込められた花束。ここまではっきり感謝の言葉を口にする茂さんもはじめてですね。ラスト2回、やはりきっちりいっとかないといけません。布美枝さんも感無量だったことでしょう。

 「一緒に送りにいくか」

そして・・。源兵衛さんの訃報に悲しむ布美枝さんの肩に手を置きながら。その右手には言葉にならない深い愛情が込められていました。源兵衛さんが布美枝さんの手を握り安来節を歌ったシーン。あれがやっぱり布美枝さんとのお別れのシーンだったのですね。「歌の通りになれよ」と願った姿を見届けるように源兵衛さんはおばばの元へと去っていきました。

 「みんなでいこう」

今こそ茂さん、布美枝さんや安来のみなさんにご恩返しするときです。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2010年9月23日 (木)

【ゲゲゲの女房】 第154話 20周年謝恩パーティ!!

1986年7月12日の大安の日、水木プロダクション設立20周年謝恩パーティが開かれました。水木プロ設立がちょうど100話でしたから、それまでの5年を100回かけて描き、設立後の20年を50回余りで走り抜けてきたことになりますね。

この100回分の雌伏、苦労とそれを支えた人々の助けが50回を疾走する原動力となっています。深沢さんがこれなかったのは残念ですが、戌井さん、豊川さん、船山さん、加納さん・・。豊川さんもほんとお久しぶりです。ザラッとくる編集方針、貫いてらっしゃるのでしょうか。加納さん、深沢さんのように新しい風を起こしてくださいね。

初期水木プロを支えたアシスタント3人組も久々に顔をそろえました。風の小峰くん、炎の倉田くんに点々のスガちゃん。小峰くんは風の便りでパーティをしったんでしょうかね。日の丸弁当食べてた倉田くんは布美枝さんの野菜たっぷり味噌汁から、視野を広げて仕事をすることを学びました。今や押しも押されぬ倉田先生です。そして点々を描き続けたスガちゃん、ありがとう。

浦木には誰が招待状を出したのでしょうか。「いい人間がいいことするばかりでは、人生もつまらん」。水木氏がねずみ男を評して語った言葉ですね。浦木というキャラクターはねずみ男のドラマバージョンとして創作されたらしいのですが、最後に意義が語られました。いいことする人間ばかりではないからこそ、人のご縁が身に染みる。有り難いことだから「ありがとう」。感謝の言葉は浦木のようなバックグラウンドがあって成立するんですよね。

水木プロ設立の夜、浮かない顔をしていた戌井さん。自分の役割は終わった、そんな表情でしたが全然そんなことありませんでした。テレビ化のアドバイスや北西文庫の出版、貧乏神と戦い抜いた戦友としての連帯感。そして何より戌井さんの漫画への深い愛情が茂さんにとって大きな励みとなっています。「漫画馬鹿」と連れ添って四半世紀。奥さんの早苗さんもお疲れ様でした。気風のいい女房ぶりは布美枝さんと双璧だと思います。

鳩が出るシルクハットの茂さんと青海波の着物姿の布美枝さん。ホスト役、お疲れ様でした。盛会で何よりでしたね。青海波はイカルの作戦で見合いから5日で嫁入りと知ったみやこさんが徹夜で縫ったものでした。日々の暮らしが静かな海のようにいつまでも続きますように。その願いとは裏腹に、富田書房の倒産で質入れされ、水木プロ設立で「全部だ!」と質から出され・・。

それから20年、感謝の気持ちの象徴としてお世話になった人たちに披露されることになりました。こういう演出はいいですね。ドラマの最初のシーンが最後にリフレインして大きな輪を描く。次の世代に日々の暮らしが引き継がれていくことが感じられます。おばばのかんざしは誰に受け継がれていくのでしょうか。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2010年9月22日 (水)

こげな予報

6884EBA0-3C0D-4255-9618-0C5CED1FD76C

東京の気温の予報ですが金曜はガクッと下がるみたいですね。風邪ひかないように気をつけましょう。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

【ゲゲゲの女房】 第153話 スガちゃんの点々魂

残り4話になってスガちゃんに焦点を当てるとは、やってくれますね。昨日は実家の兄嫁さんの邦子さんにスポットを当ててましたし。サブキャラクターを丁寧に描くことが、人の縁を描くドラマに深みと説得力を与えています。

編集長になった北村さんがもってきたのは、鬼太郎週刊連載の依頼とスガちゃんの新人漫画賞審査員特別賞受賞の知らせでした。週刊連載は新しいマンパワーを必要とします。一方、漫画賞を受賞したスガちゃんには独立のチャンスが巡ってきました。

「意志の力で成功しないときは好機の到来を待つしかない」。このチャンスをつかんでほしいと願う茂さんたちは、スガちゃん抜きの態勢を組み始めます。倉田くんの例もありますから、受賞=独立と周りが思うのは自然なのですが、ちょっこし先走りすぎだったかもしれません。スガちゃんは自分が要らないと思われていると誤解したようです。

 「ぼくがいなくたって、先生困らないでしょ?」
 
 「もう若くもない僕なんか、お荷物なんでしょうか」

スガちゃん、自信がないんですね。20年間休まずに点々を打ち続けてきたのに「点々しか打てない」と思ってしまう。夕顔畑に風が吹く。若き日の初恋の思い出。奥さんとの初恋なのでしょうか。北村さんが「大賞でもよかった」と絶賛する渾身の一作をかいたのに「あれ以上のものはかけない」。自分で線を引いてしまいます。

でも、そういう人は沢山いるんですよね。地道にかけがえのない仕事をしているのに、周りに評価してもらえずに自分でも「自分はダメだ」と思い込んでいる人。そうした沢山のスガちゃんたちに茂さんが一喝します。

 「だら!」

 「あんたが抜けたあとどうしようか、こっちは頭を悩ませとったんだぞ」

アシスタントは数がいればいいというものではない。仕事を知り尽くしたベテランアシスタントは新人の教育にかかせません。そしてしつこく点々を打ち続けるスガちゃんの点々魂が、水木漫画にえもいわれぬ妖気を吹き込んでいるのでした。

 「あんたの代わりはおらんのだ!」

言わんでもわかるだろう。茂さんはそう思っていたのかもしれません。でもスガちゃんにとっては、そう言ってもらうことが何よりの励みになったことでしょう。

見えんけどおるけど言わんとわからん。そう気づいた茂さんはこれまでの感謝の気持ちを、水木プロ設立20周年記念パーティとして形に表すことにしました。「大勢呼ぶぞ!」。沢山の懐かしい面々が集うことでしょう。そして沢山のありがとうが交わされることでしょうね。今から楽しみです。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2010年9月21日 (火)

グランドフィナーレ?

C11B1598-EF8A-4E83-B528-8FEE5D5CF1A9
今日も普通に夏の暑さでしたね。32度まで上がってました。明日は34度の予想ですが、夏の気温は明日まで。最後にパーっと暑くなって秋にバトンタッチする予報ですが、果たしてどうなるでしょうか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

【ゲゲゲの女房】 第152話 テレビの向こう側

下駄屋のちよちゃんが布美枝さんを訪ねてやってきました。50すぎて「下駄屋のちよちゃん」もないですけどね。幼馴染はタイムマシンのようなものなので許してもらいましょう。

 「旦那さま、また快進撃でおめでとうございます」

鬼太郎第3シリーズ、ちよちゃんも見てくれてました。テレビの威力はたいしたものです。還暦すぎて、定年退職の歳になっても一線で働き続ける茂さん。茂さんを支え続ける布美枝さんの姿は、オープニングのクレジットにもエンディングにも現れませんが、ちよちゃんはちゃんとみてくれてました。

 「いつもテレビに向かって応援しちょうよ」

 「頑張れふみちゃんって!」

鬼太郎のテレビ放送は布美枝さんの活動写真でもあったのですね。その向こう側ではちよちゃんはじめ多くの人が拍手を送ってくれていたのでした。

かくいうちよちゃんも、子供さんが結婚されてもうすぐお孫さんが生まれるようです。立派に「女房」をされてるのでしょう。兄嫁の邦子さんも、源兵衛さんに「娘にこげに世話してもらえて運がええ」といってもらえるぐらい、嫁ぎ先で頑張っています。源兵衛さんの言葉は、テレビの向こう側にいる沢山の女房たちへの感謝のメッセージなのでしょう。

布美枝さんは3日の滞在で調布に帰っていきました。もう一度、源兵衛さんに会うことができるのか。それは分かりませんが、源兵衛さんもおばばも貴司くんも布美枝さんの活動写真を見守り続けていることは確かです。見えんけどおる、ですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年9月20日 (月)

【ゲゲゲの女房】 第151話 歌の通りに‥

 「お父さん、眠ったの」

布団をかけようとする布美枝さんの手を源兵衛さん、そっと握りました。

 「歌の通りになれよ、布美枝。ええな」

源兵衛さんの遺言みたいなシーンでしたね。「枝も栄えて葉も茂る」。婚礼の折にうたった安来節の一節。布美枝さんも茂さんもともに栄えてほしいという親心が込められていました。

あれから25年。茂さんは貧乏神や妖怪いそがしの攻撃に耐え、スランプを乗り越えて鬼太郎第3バージョンのテレビ放映を実現させています。布美枝さんも立派に茂さんや娘たちを支えて「村井さんの女房」を勤めています。申し分のないようにみえながら、それでも

 「もしかしたらと、心配せん親はおらんわ」

源兵衛さんの気持ちが、しっかりと重ねられた手のひらに込められていました。親心とはげにありがたいものです。

源兵衛さんの症状は比較的軽そうですし、脳梗塞は発症後3時間以内だと血栓を溶かす効果的な治療法があるようですので、大丈夫かなという気もしますが、イトツも「死なないような気がする」とか言いながら逝ってしまいましたので油断は禁物ですね。イカルもみやこさんに会ったばかりなので心配なことでしょう。

源兵衛さん、助かる方向でドラマを締めくくってほしいものです。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2010年9月19日 (日)

秋空

昼間は暑いけど空は秋ですねえ

E7F32326-92D5-4476-AD5E-9D0DD690CDF6

| | コメント (0) | トラックバック (0)

[一般信頼の構造3] 第1、第2クラスターの独立グラフ

一般信頼と近所、知人、初対面、外国人に対する個別の信頼との相関係数を求めてクラスター分析を行った結果、5つのクラスターが得られました。ここでは、各クラスターについて一般信頼の構造を「独立グラフ」というものを描いて探ってみることにしましょう。

手順としては、まず各クラスターで相関係数の平均をとり、平均相関行列を求めます。ある程度相関係数が大きいと、変数間に有意な相関があることになりますが、その場合でも第3の変数を媒介としたみかけの相関(偽相関)があるだけで、変数間には直接の因果関係などはない可能性があります。このとき、第3の変数を固定した相関係数を求めると偽相関の可能性を排除できる場合があります。

第3の変数を固定して、その変数を媒介とした相関の成分を除去した相関係数を「偏相関係数」といいます。相関行列があるときに、ある2変数以外の変数を固定して偏相関係数を求めていくと偏相関行列が得られますが、これは残りの変数を媒介とした相関の成分を除去した2変数間の直接効果の有無をある程度表現したものになっています。(偏相関が有意でないと直接効果はなしと判断できる。偏相関が有意だと直接効果がある可能性があるが、統制しなかった変数を介する間接効果がある可能性ものこる)

偏相関行列を求めて、有意な偏相関が見られる変数を線で結んでできる図が「独立グラフ」です。線で結んだ変数に直接の因果関係があるとは限りませんが、結ばなかった変数には直接の関係がないことを示す図と解釈することができます。もとの相関行列からできる範囲で偽相関を除いて描いた図ともいえるでしょう。

第1クラスター(欧米化しつつある非欧米諸国のクラスター)について独立グラフを描くと図のようになります。有意な偏相関は実線で示し、強い偏相関は太線で示してあります。図のように、知人信頼と近所信頼、及び、外国人信頼と初対面信頼の間に強い偏相関が見られました。前者は身近な人に対する信頼、後者は知らない人に対する信頼と解釈できますが、それぞれは強い偏相関で結ばれていて何らかの直接的な関係があることが伺われます。

Photo

身近な人に対する信頼と知らない人に対する信頼の間にもある程度の有意な偏相関がみられました。これらの信頼の間にも少なくとも部分的には共通の基盤があるようです。ただし、近所信頼と外国人信頼の間には有意な偏相関はみられず、これらが別々のメカニズムで生じていることが示唆されます。

これら個別の信頼と一般信頼の間にはほとんど有意な偏相関は見られません。唯一の例外は初対面信頼と一般信頼の間の偏相関で、これらの間の関連は偽相関ではない可能性があります。言い換えると、第1クラスターの国々では一般信頼は初対面信頼の強さをある程度反映する指標だが、他の個別信頼とは直接の関連はないことが示唆されます。ただ、初対面信頼と一般信頼の間の偏相関は小さいので、これらの関連性はあってもあまり強くはないといえるでしょう。

第2クラスター(欧米クラスター)の独立グラフは図のようになります。個別信頼間の構造は第1クラスターとほぼ同じです。近所信頼と初対面信頼の間の偏相関が第1クラスターの場合よりも強くなっている点が異なっていて、身近な人に対する信頼と見知らぬ人に対する信頼が共通のメカニズムに由来する程度が高くなっているようです。

Photo_2

第1クラスターとの違いは一般信頼の位置づけについてはより顕著で、一般信頼は知人信頼との間に有意な偏相関を持ち、初対面信頼の間に強い偏相関があることが分かりました。一般信頼が初対面信頼の代理指標である度合いは第2クラスター諸国でより高いが、一部知人信頼の強さも反映した指標になっているといえそうです。

このように第1クラスターと第2クラスターでは個別信頼の構造はほぼ同じだが、一般信頼の位置づけが異なること、一般信頼は第2クラスターでは初対面信頼の比較的よい指標となるが第1クラスターでは部分的にしか反映しない指標であることが分かりました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年9月18日 (土)

うそ番組表

小道具さんがつくったうそ番組表、最高ですね!! これを1秒しか使わないなんて・・

7963B417-05CD-42B5-88C2-8D8C9BCC70F7

| | コメント (0) | トラックバック (0)

【ゲゲゲの女房】 第150話 ゲーテの激励

 「それ、お姉ちゃんに言ってあげて」

喜子ちゃん、なかなか策略家ですね。日曜も仕事をする茂さん。やりたいことが山ほどある。妖怪のこともあの世のこともまだまだやりたいことだらけ。藍子ちゃんもやりたいことを仕事にしたはずなのに空回り。やめようかと思うほど苦しんでいます。

 「そりゃそうだ。頑張ったからうまくいく。努力したら報われるというほど」

 「世の中、簡単にはできとらんよ」

きちんと的を得た努力をつんでも成功するとは限らない。茂さんも、漕いでも漕いでも暗闇から抜けられない時期がありました。

 「けど、途中であきらめんかったのがよかったんだなあ」

戌井さん、深沢さんの支え。豊川さんとの出会い。しんどくても辛くても渾身の力で描き続ける「本物の漫画家」だったからこそ、多くの人の助けとチャンスを得ることができたのでした。将来水木プロで仕事をしたいと思ってる喜子ちゃん、茂さんに藍子ちゃんを励ましてもらって先生を続けてほしいと思ったんですね。

 「これ、張っとけ」

茂さんが持ってきたのは<ゲーテの言葉>でした。「意志の力で成功しないときには、好機の到来を待つほかない」。懐かしいですね。第35話、少年戦記の会が失敗して返本の山ができたときに、茂さんが張り出した言葉です。まだ藍子ちゃんが生まれる前の話でした。

「人は努力している間は迷うに決まったものである」こちらは新作でしょうか。対偶をとれば「迷ってないときは努力してない」になります。これもなかなか含蓄がありますね。

 「好きと楽することはちょっこし違う」

好きなことをやれば、スムーズにことが運ぶということは全くありません。好きだろうが嫌いだろうが物事はなかなかうまくいかないものです。好きだからこそ、そこで努力し試行錯誤し思い悩むことができる。

 「戦わずして土俵を降りるのが、一番つまらんぞ」

藍子ちゃんにいずれ仕事をついでもらうにしても、困難にぶつかるたびに土俵を降りるようでは困る。茂さんはそう思ったのかもしれません。でも、お父さんじきじきに励ましてもらって藍子ちゃん、戦う勇気が沸いてきました。基本に忠実にできることを全力で。空回りしないように、同僚の先生に相談しながら頑張っていってほしいですね。

これで一件落着なのですが、安来から源兵衛さんが倒れたという知らせが入りました。次週が最終週。皆さん、安来にかけつけてグランドフィナーレになりそうです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年9月17日 (金)

[一般信頼の構造2] クラスター別相関係数

Photo_2

クラスターごとに相関係数の平均を求めてみると図のようになりました。左から、一般信頼と近所信頼の相関の平均値、一般信頼と知人信頼の相関の平均値‥初対面信頼と外国人信頼の相関の平均値となっています。

総じて、一般信頼と個別の4信頼の間の相関より、個別信頼間の相関の方が高くなっています。一般信頼は「大抵の人は信頼できると思いますか」という訊き方をしますので、このときどの人を思い浮かべるかが人によって違うと、個別信頼との相関が低くなるのだと考えられます。一般信頼が2件法、個別信頼が4件法という訊き方の違いも影響しているかもしれません。

一般信頼と個別信頼との相関の落差は第3クラスター(ガーナ、エチオピアなど)で際立っています。個別信頼間の相関が0.4~0.5程度と高いのに、一般信頼と個別信頼の相関は0.15程度と低く、一般信頼が何を測定しているのか判然としません。

同じ傾向は第4クラスター(チリ、南アフリカなど)、第5クラスター(中国、インド、トルコなど)でも見られます。特に第4クラスターでは一般信頼と個別信頼の相関は0に近く、統計的にも有意ではなくなっています。個別信頼間の相関は第4クラスターではそこそこの値、第5クラスターではこちらの値も小さくなっています。特に近所信頼と外国人信頼の間の相関や知人信頼と外国人信頼との間の相関が低く、外国人に対する信頼と近所や知人に対する信頼がこのクラスターでは別物であることが伺われます。

第2クラスター(アメリカ、ドイツなどの欧米クラスター)では逆に、一般信頼と個別信頼の相関が高くなっています。特に一般信頼と初対面信頼の相関は0.4ちかくあって、個別信頼間の相関より高いぐらいです。もともと一般信頼の質問は欧米の社会調査で使い始められたものですが、これらの国々では一般信頼は初対面の相手に対する信頼の代理指標と考えてよさそうです。

第1クラスター(ロシア、ブラジル、韓国など欧米化しつつある国を中心とするクラスター)は第2クラスターと第3~第5クラスターの中間的な特徴を持ち、一般信頼と初対面信頼の相関が比較的高めになっています。といっても第2クラスターほどではなく、一般信頼と初対面信頼の関連性も発展途上といえるかもしれません。時系列データを見るときに注意しなければいけない点といえるでしょう。

第5クラスター以外では個別信頼間の相関は総じて高く、クラスターの違いは一般信頼と個別信頼の関連性の違いによって生じているようです。第5クラスターは個別信頼の構造自体、他のクラスターとは違っているのかもしれません。一般信頼の高低を国際的に比較するさいにはこうした一般信頼の構造の違いについて留意する必要があるでしょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

[一般信頼の構造1] 46ヵ国のクラスター分析

世界価値観調査(WVS)の第5波調査のデータをつかって、一般信頼と各種信頼(近所信頼、知人信頼、初対面信頼、外国人信頼)との相関係数を46カ国について求めてクラスター分析してみました。

Photo

図のように、おおむね5つのクラスターが識別されました。相関係数の値が似た国からまとめてクラスターをつくってますから、信頼の構造の似通った国のグループが5つできたことになります。上から第1クラスター、第2クラスター・・と呼ぶことにしましょう。

第1クラスターはブルガリア、ロシア、セルビア、韓国・・の18カ国であまり脈絡のない国々が並んでいます。東欧の国が多いようにも見えますが、南米、アフリカ、アジアの国々も含まれて特徴がつかみにくいクラスターです。地理的には離れていても社会的には共通点があるのかもしれません。

第2クラスターは、アメリカ、ウルグアイ、ドイツ、スロベニア・・の15カ国で、これも雑多に見えますが、よく見ると大半は欧米の国々で、欧米クラスターと呼んでいいでしょう。スウェーデン、ノルウェー、フィンランドといった高信頼の北欧諸国もここに含まれます。イタリアがこの中では少し外れた位置にあるのが面白いですね。

第3クラスターはブルキナファソ、ガーナ、エチオピア、ルーマニアの4カ国です。ルーマニア以外はアフリカの国ですのでアフリカクラスターと呼びたいところですが、第4クラスターもアフリカメインのクラスターですのでアフリカAクラスターと呼んでおきましょう。

第4クラスターはチリ、南アフリカ、ルワンダの3カ国です。数が少ないしアフリカメインなので第3クラスターと合体させたいところですが、相関係数の類似性では第3クラスターとかなり距離があります。アフリカBクラスターと呼ぶことにしましょう。

第5クラスターはインド、エジプト、中国、マレーシア、トルコの5カ国です。アジアの大国とイスラム圏諸国を含んでいます。イスラム圏の他の国々では近所信頼などのデータがありませんので分析に入れてませんが、データがあればここに入るかもしれません。伝統アジアクラスターと呼んでおくことにしましょう。

大きくみると、第2クラスターは欧米の近代社会、第3~第5クラスターは非欧米の伝統社会に対応しているようです。そうすると雑多に見える第1クラスターは、非欧米だけど近代化(欧米化)しつつある社会といえるかもしれません。イギリスが入ってますので非欧米といってしまうのは問題はありますが、そういう傾向の見られるクラスターといえるでしょう。日本もデータがないので分析に入れてませんが、台湾とか韓国とかここに入ってますので、日本も第2クラスターに入る可能性は高そうです。

次にクラスターごとに相関係数の値をみていくことにしましょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

【ゲゲゲの女房】 第149話 基本が大事

お茶こぼしたり原稿汚したり、喜子ちゃん、若いときのスガちゃんみたいでしたね。光男さんのぎっくり腰に手伝いを買って出たのはいいけど、失敗ばかりでした。でもまあ、最初はそんなもんです。電話の取次ぎもお茶だしもちゃんと習えばできるようになります。基本が大事。水木漫画への造詣の深さは誰にも負けませんから、基本動作を身に着ければ貴重な戦力となってくれるでしょう。

茂さんがなぜ喜子ちゃんではなく藍子ちゃんに手伝わせたいのか、いまだによく分からないのですが、年長者が家を継ぐべきだと考えているのでしょうかね。適材適所、得意分野をみつけて伸ばそうという姿勢ではイカルに一日の長があります。イトツを亡くしてからずいぶん寂しそうで心配してましたが、今日はだいぶ元気そうで安心しました。

適材適所、目立たない子供にも日を当てたいという藍子ちゃんの考え方は非常によいのですが、学級新聞に載せるという方法はどうだったでしょうか。「テレビに出たいお化け」みたいな子もいるでしょうし、晴れがましいことが苦手な子もいるでしょう。目立つことでいじめのターゲットになることもありえます。ちょっこし短慮だったかなという気はしますね。

先生の仕事の基本は授業です。面白い授業をすれば子供はついてきますし、保護者の苦情もあんまりきません。そもそも、子供のことを良く見てなければよい授業とかできませんので、そういう先生はそんなに外したことはしないものです。

まあ、授業力なんてものは一朝一夕には身につかないので皆さんいろいろ工夫や努力をされるのですが、その辺はどんな仕事でも同じでしょう。基本が大事。基本動作が身につけば、自分のやりたいこともできるようになってきます。授業の中で目立たない子のよさを引き出すことができるようになれば、その子にとっては学級新聞に載せてもらうより有意義なことでしょう。

藍子ちゃんもいいものを持ってるのですから、ここでめげないで頑張ってほしいものです。イカルさん、藍子ちゃんもほめてあげてごしなさい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年9月16日 (木)

【ゲゲゲの女房】 第148話 名女房みやこさん

 「お父さん、悪い手でしたねえ」

茂さんと碁を打つ源兵衛さんにみやこさんが声をかけました。

 「無理に押したら、うまくいくもんもいけませんわ」

これはまさに絶妙の一着でしたね。正面からいうと「お前はだまっとれ」と言われるにきまってますから、碁を打って最中に、それも悪手を打ったタイミングで苦言を呈する。そうすると碁の話だと言い訳ができますし、ついでに茂さんにも意志を伝えることができます。

 「確かにいい手とはいえんかったな」

 「戦術を練り直して形勢逆転をねらいますかなあ」

藍子ちゃんに反抗されて茂さんもまずいと思ってたんでしょう。親の意志を押し付けるだけではうまくいかないと気がついたようです。ガキ大将に従うだけではなく、巧みに諌めてブレーキをかける。漢文の教科書に出てくる晏子(あんし)の話を思い出しました。

斉の国の王、景公が大事にしていた馬を飼育係が死なせてしまいます。怒った景公は飼育係を殺そうとするのですが、宰相の晏子が「きちんと罪状を言い渡してから死罪にしましょう」と提案しました。「よかろう」と景公。

 「主君の愛馬を死なせたことは死に値する」

 「主君に馬のことで人を殺させることも死に値する」

 「主君が馬のことで家来を殺す人物だと世間に知らせることも‥」

 「わ、分かった。この飼育係を許してやってくれ」

正面から意見をしたのでは、景公の怒りに火に油をそそぐばかりだったことでしょう。ものは言いよう。巧みに君主を諌めた晏子は管中と並び称される春秋時代の名宰相と呼ばれています。みやこさんはさしずめ「ゲゲゲの名女房」といったところでしょうか。嫁入り衣装に青海波を縫うみやこさんですから、本当に中国の古典を参考にしてるのかもしれませんね。

深大寺で藍子ちゃんに声をかけたところもうまかったです。どう切り出すんだろうと思っていたら「あんた安来節、しっちょるかね」。「千里も飛ぶよな虎の子が欲しや」という一節を引いて、千里先に嫁いだ娘を思う親心を伝えます。

 「心配なんだわ。元気でやっとるか。今度はいつ顔見られるか」

虎のように千里を行ったりきたりできたら・・。藍子ちゃんにも茂さんの気持ちがようやく伝わったようです。本来、茂さんから言うべきことなのではありますが照れくさいんでしょうかね。かつてはイカルおばあちゃん、今度はみやこおばあちゃん、二人の祖母に助けてもらった藍子ちゃんは幸せ者です。先生の仕事は大変だけどしっかり頑張ってくださいね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年9月15日 (水)

【ゲゲゲの女房】 第147話 ガキ大将の女房

今日は新旧ガキ大将対決にはなりませんでしたね。ゆき姉ちゃんや貴司くん、いずみちゃんの縁談を勝手に進めてトラぶった経験から源兵衛さんも多少は学んだのかなと思ってましたが、藍子ちゃんにも勝手に縁談を進めるように茂さんに勧めるとは。「この歳で変わるわけが無い」というのがやっぱり正解みたいです。

茂さんも「なるほど」とかいって見合いのセッティングを始めてましたが、藍子ちゃんにメリットのないことを押し付けてもうまくいくはずがありません。自分の都合しか考えないガキ大将は子分からも愛想をつかされます。茂さんが変わらないようですので、藍子ちゃんも戦うしかないようですね。

子供だったらガキ大将の親から独立するという選択肢があるのですが、これが奥さんだったらなかなか難しいです。みやこ母さんも布美枝さんも、ガキ大将の夫に長年連れ添ってきました。

 「よう頑張ったね、布美枝」

というねぎらいの言葉、みやこ母さんにもお返ししたくなります。源兵衛さんも茂さんも基本的には愛情豊かな方なのですが、それでもわがままな暴君としての側面を持っています。ガキ大将の夫にただ従っているだけでいいのか。脚本家さんも「女房」をテーマにしたドラマの最後に、この問題を取り上げたかったのかもしれません。

多分、イカルが明日何か語ってくれるのだと思いますが、イトツがガキ大将には程遠いキャラクターでしたからいまいち適任ではないような気もします。どなたか、別の人が現れるのかもしれませんね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

19度

F5FF7714-517D-457A-A68F-3DE544121FD8
F1E2A993-BF1B-4DAC-AD62-D7FDD7B628FC

今朝は19度まで気温が下がりました。涼しいというより寒いくらいですね。窓しめて布団ちゃんとかけて寝ないと。

一昨日の前線は南海で姿を消し、すっかり日本海の高気圧の圏内です。高層天気図でも太平洋高気圧の姿は見られなくなりましたね。秋が来たといっていいでしょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年9月14日 (火)

久々昭和記念公園

1F05B6A2-DAB2-46A4-8FA4-3DAA5B4584F2

ずーっと暑くてご無沙汰してましたが、久々に昭和記念公園に来てみました。やっぱりまだ暑くて秋の風情には程遠いのですが、猛暑ではないのでいいとしましょう。レイクサイドレストランも結構人がきてますね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

【ゲゲゲの女房】 第146話 ガキ大将の茂さん

 「あの歳で人間が変わる訳でなし」

 「こちらが合わせて付き合うしかないか」

物語も終盤になって登場人物の皆さんから次々とメッセージが寄せられています。雄一兄さんからは「ますます尖ってきた」イカル母さん宛てに。人間、変わらない訳ではないのですがそうそう変わるものでもありません。こんな風に割り切れるとイカルさんも周りも助かるでしょう。実行は難しいですけどね。

 「布美枝さんはよくやってくれてる」

兄嫁の佐知子さんからはねぎらいの言葉をいただきました。しばらくイカルと暮らして身に染みたのでしょう。「落第しない代わりに花丸をもらうこともない」主婦の布美枝さんにとっては何よりの言葉です。お二人の台詞はこれで大体終わりかもしれませんね。お疲れ様でした。

 「大親友の見立てによると」

意外なことに浦木からもメッセージをいただきました。悩める藍子ちゃん宛てです。

 「げげはいまだにガキ大将の気持ちでおるなあ」

これは昔を知る旧友ならではの言葉ですね。子供の世界では総理大臣の次に偉かったガキ大将。腕力と知力で一個分隊を統率、外交努力で争いを避け、小さい子供たちが楽しく遊べるよう気を配る。茂さんは優秀なガキ大将だったようです。

 「家族も会社も自分で率いていくのがみんなの幸せだとおもとる」

今日もスガちゃんや相沢くんに次々指示を出し、北西書房や成田出版と外交交渉してました。そしてイカル母さんには「そのうち海外に連れて行ってやるか」。決して悪い分隊長ではありません。イカルさん同様に自分の正義に自信をもっているのでしょう。だから黙って俺の言うことを聞け、となるわけですが、そういう押し付けがましいところは困りものです。

そうこうするうち、もう一人のガキ大将が箱根にいく予定を変えて来襲しました。なにをおいても修平さんにに線香をあげた方がいいと考えたようです。みやこ母さん、足が痛いのですから先に湯治をしてもらった方がいいようにも思うのですが・・

 「言い出したらきかんだけん」

 「早い方がええじゃねえか!」

相変わらずですね。明日は新旧ガキ大将対決になりそうです。果たして茂さんに変化はあるのでしょうか。それとも「あの歳で人間が変わる訳」ないので、藍子ちゃんも「合わせて付き合うしかない」のでしょうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年9月13日 (月)

前線通過

8時頃まで30度を越えててむわーっとしてたのですが、前線が通過して一気に爽やかになりました。気温も5度くらい下がったようですね。これでゆっくり寝られそうです。
BD0A0CA5-8FCB-4BCC-8FAF-B813476936F5
F1038D36-8D8B-44BC-B35F-60430A1AE5B8

| | コメント (0) | トラックバック (0)

日本のコホート別信頼

WVS(世界価値観調査)の日本のデータを使ってコホート(生まれ年によるグループ)別に一般信頼がどう推移するかを調べてみました。

コホートは1920年代生まれ、30年代生まれ・・70年代生まれの6グループに分けてみました。WVSの第2波(1989-1993)から第5波(2005-2007)まで4回にわたって日本で一般信頼の質問(「大抵の人は信頼できるとおもいますか」)がなされていますので、「信頼できる」と答えた人の割合をコホート別に集計したところ、図のような結果が得られました。

Photo

図から20年代生まれのコホートは総じて「信頼する」の割合が低く、あとの年代生まれになるにしたがって総じて「信頼する」の割合が高くなっていることが分かります。つまり、この範囲では若い世代ほど他人を信頼する傾向があるようです。

これは若い世代ほど他人を信頼する割合が下がるというパットナムがアメリカで得た知見とは反対で、テレビが普及すると信頼が下がるとか、社会の流動性が高まると信頼が下がるとかいった説明が少なくとも日本では妥当でないことを示しているといえるでしょう。

ただし、第4波まで割と安定していた一般信頼は2005-2007年の第5波の調査になると急落しています。30年代、40年代生まれについては変化なしか微増ですが、その他のコホートでは5~10ポイント程度落ちて、統計的にも有意な下落となっています。これはなぜなんでしょうね。

ネットの普及とか、非正規雇用の増加とかこの間に起きたことはいろいろありますが、他の国のデータと見比べながら原因を考えていく必要があるでしょう。とりあえず、日本では若いコホートほど高信頼だが最近急落したらしいということが分かりました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

【ゲゲゲの女房】 第145話 祝!教員採用試験合格!!

藍子ちゃん、見事教員採用試験に合格しました。おめでとうございます! 劇中では誰にもお祝いしてもらえず気の毒なので、ここでお祝いさせてもらいましょう。

茂さんは藍子ちゃんに跡をつがせるつもりなので教員になるのは反対です。「辞退させよう」とか言い出す始末です。俺が養ってるんだから俺の言うことを聞け。少しぐらいがんばったかもしれんが俺の方ががんばっとる。俺は生きとるもんには同情せんのだ。この辺が茂さんの言い分でしょうか。

藍子ちゃんが中学生のときに点々を打つ修行をさせたのや、高校生のときにアニメーターの大変さを話して聞かせたのは、仕事の大変さを伝えて本当にそれをやりたいのかを考えさせる上で必要なことでした。今回も教員採用試験を受けたいというのだから受けさせて、その道の厳しさを体験させよう。やるだけやれば自分でも納得するだろう。

これも良く分かるのですが、ところが実際には受かってしまいました。その場合どうするかを多分全く考えてなかったんですね。それで慌ててしまった、という布美枝さんの見立ては正解なのでしょう。子供が想定外のがんばりを見せたときに親はどうするか。これは茂さんに突きつけられた課題です。

「跡を継がせるために合格を辞退させる」というのは100%親の都合で、「藍子ちゃんのため」という視点が全く入っていません。これでは藍子ちゃんを説得することは到底できないでしょう。育ててやった恩を盾に縛ろうとしても、成人した子供は出て行くだけです。ならばどうするか。

同じような課題に何度も直面した源兵衛さんが上京してきます。親とは何か。そんなテーマが二人の間で語られるんではないでしょうか。今週は茂さんの成長物語になりそうな予感がします。人生、いくつになっても勉強です。<支える>生き方を貫いてきたみやこさんからはどんなメッセージが送られるのでしょう。

それにしても藍子ちゃん、成長しましたね。小学生のころはあんなに頼りなかったのに、いつの間にか加納さんやいずみちゃんみたいなことを言うようになって。今なら赤木さんとも渡り合えそうです。加納さんの生き方も大変ですけど、まずは独立への第一歩を踏み出しました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年9月12日 (日)

人身事故

千歳烏山で準特急が人身事故だそうです。桜上水で当分足止めを食らいそうですねえ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年9月11日 (土)

【ゲゲゲの女房】 第144話 イトツ物語終幕

 「なんだ、もう終わりか」

 「あーあ、おもしろかったなあ」

人は亡くなるとき、それまでの人生を走馬灯のように思い浮かべるといいますが、活動写真のように思い浮かべるところがイトツらしいですね。花の都で芝居と活動写真に情熱を傾けた日々。

 「妻と3人の子宝に恵まれ、ふるさとに活動写真館を開いた彼の心はいつもほがらか」

 「希望に包まれていたのであります」

それから60年余り。人生クライマックス、いよいよ集大成、というところで

 「手前、受け持ちはこれまで」

 「この場を持ちましての大団円であります」

あっけないといえばあっけない、でも多くの人に支えられて自分の持ち場を全うする人生。振り返れば両親も文人のおじさんも一学さんも惜しみない拍手を送ってくれていました。見えんけどおる。皆さん、ずっと見守っていてくださったんですね。ありがたくて、涙が出ます。

イトツが大事にしていたかばんにはおじさんから受け継いだ万年筆が入ってました。受け持ちはこれまで。作家の魂は今度は茂さんに受け継がれました。それをさらに受け継ぐのは藍子ちゃんでしょうか。喜子ちゃんでしょうか。それぞれ「未完のシナリオ」の続きを書いてくれることでしょう。きっとイトツも拍手をしてくれるはずです。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年9月10日 (金)

【ゲゲゲの女房】 第143話 人生は屁のようなもの

 「人生は流れる雲のごとし」

進路に悩む喜子ちゃんがイトツから受けたアドバイスでした。苦労して成功しても、結局は雲のように流れ去ってしまう。だからそんなに深刻に考えなくていい。好きなことをやれ。なんとかなる。これがイトツ流の人生観なんですね。

 「人生は屁のようなものだ」

ともいってました。大きな音を立てて飛び出すが、あっというまにあとかたもなく消えてしまう。笑われもするし、嫌がられもするけれどもすべてはつかの間だ。取るに足らんつまらんもので、けどやっぱり面白いもの。

長い時間の流れのなかでは、人生はうたかたの流れに浮かぶ屁のようなもの。方丈記の世界観でしょうか。でも、ただ無常を説くのではなくそのなかに面白さ、楽しさがある。この辺のバランス感覚がイトツにも茂さんにも共通しているように思います。

たいぶ体も弱っていているようですが、構想60年の大作にご婦人方が涙を絞るさまを楽しみに、最後っ屁、じゃなくてもう一息がんばってほしいですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年9月 9日 (木)

【ゲゲゲの女房】 第142話 未完のシナリオ

イトツの銀ブラのお相手は昔、境港キネマをやっていたころに大阪から来てもらっていた無声映画の弁士さん、川西一学さんのお孫さんでした。これで謎が解けます。一学さんのことイカルも懐かしそうに話してましたね。映画館のこといつも文句言ってますが、なんだかんだいっても楽しかったんでしょう。

 「爆発がね、クライマックスなんですよ」

 「ここでね、お客の涙を搾り取りたいという。ナハハ!」

一学さんと打ち合わせするイトツも実に楽しそうでした。戦争前のひととき、人生の中で一番幸せだった時期なのかもしれませんね。

このときイトツが書いていたのが「第三丸の爆発」というシナリオでした。境港で起きた第三丸の爆発事件、茂さんも冒険怪奇スペクタルで長編作文を書いてたようですが、イトツのシナリオは「新派顔負けの悲恋物語」。タイタニックみたいな話だったんでしょうか。

 「案の定、話の途中で終わっとった」

作品の完成を楽しみにしながら亡くなった一学さんに代わって、お孫さんの志穂さんが続きを聞きにきた、ということでした。出版詐欺?で上京したときにも書きかけの原稿をもってきてましたが、「未完の傑作」がイトツには沢山ありそうです。いつも大事に持ってるカバンの中身も書きかけのシナリオかも・・

これまで「未完の傑作」を量産してイカルに笑われてきたせいか、「第三丸の爆発」の続きは完成するまで秘密にするつもりだったようです。分からんでもないですが、隠し事はトラブルのもとですね。やっぱりそれだけではなくて、イカルのやきもちを心配する気持ちもあったんじゃないでしょうか。

「美人はイトツの元気のもと」。今回の立ちくらみは単なる貧血だったようですし、志穂さんもまた来てくださるようです。未完のシナリオ、続きを期待しましょう。

藍子ちゃんも未完のシナリオに向けて歩き始めました。教員採用試験、狭き門かもしれませんが人間のつくった関門です。しっかり勉強すれば突破できないはずはありません。期待しましょう。布美枝さんは相沢くんの結婚式でしょうか。布美枝さんの結婚式のことが思い出されますね。新しいシナリオが始まる門出です。そして喜子ちゃん、どんなシナリオを綴り始めるのでしょうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

端点と内点

端点安定と内点安定ではダイナミクスの向きが反対です。端点安定ではダイナミクスは外向き、内点安定では内向きになっています。

そんな訳で「あることを乗り越えた大抵をする(しない)」状態が維持されるのと、「あることをしたりしなかったり」という状態が維持されるのとでは背後のメカニズムが逆かもしれません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年9月 8日 (水)

【ゲゲゲの女房】 第141話 イトツ倒れる

 「おれは聞いとらんぞ」

源兵衛さんかと思いましたよ。教員採用試験を受けるという藍子ちゃんに茂さん、「離島にでも行かれたら大ごとだぞ、なんとかせい!」。結婚して帰ってこないことを心配しているようです。源兵衛さんは貴司くんが酒屋を継ぐものと決めてかかって支店の準備と見合いの算段をしてましたが、茂さんも藍子ちゃんに婿を取らせて水木プロを継がせるつもりだったんでしょうか。

 「嫁にでもいかれてみろ、もうここには戻ってこんのだぞ」

 「手遅れになったらどげする!」

って、よっぽどあてにしていたんでしょうかね。藍子ちゃんにしてみればそれこそ「聞いてない」いうことになりそうです。そういうことは茂さん、早めにいっとかないと。子供には子供の希望があるものです。

イトツのデート話はイカルの知るところとなり、やっぱり喧嘩になりました。イカルのことですからもっと派手にどんぱちやるのかと思ってたら、香水隠したり嫌味をいったりちょっと陰湿で意外ですね。結局、今日はお相手の種明かしはなくて件の女性をつれたイトツがスガちゃん、相沢くん、亀田さんが噂してるところに鉢合わせしてばったりダウンと相成りました。立ちくらみかもしれませんが、もう歳ですし脳梗塞とか心配です。このところ10年ぐらい若返ってた分、一気に反動がきたのでしょうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年9月 7日 (火)

【ゲゲゲの女房】 第140話 イトツの浮気?

今日は珍しくひっぱる演出でしたね。思わせぶりな手紙にはじまり、「深遠なる思案」をして張り切るイトツ。香水をつけて芝居見物したかと思えば、「人も果物も新鮮が一番だわ」。喫茶店では「死なないような気がする」ぐらいツヤツヤしてましたし。

さんざんデートを匂わせておいて、とどめは「とんだ所をみちまったぞ」という浦木情報。四谷さんみたいな役回りです。妙齢の女性と寄り添って、腕を組んでたといいますから穏やかではありません。明日には実は・・と種明かしがあるのでしょうけど、今日はイカルと喧嘩してましたから、明日の前半は派手な立ち回りになるのかもしれません。

 「いつもならお父さんが折れて喧嘩にならんのに」

気性の激しいイカルと結婚して60年、そうやって折り合いをつけてきたイトツ。銀行のことを言われても、映画館のことを言われても「むむ」といって黙ってきたのに、今回は珍しく反撃してました。何か期するものがあるのかもしれません。もう一花咲かせようとしてるのでしょうか。

一方、喜子ちゃんは今日も進路を考え中です。藍子お姉さんにきいても

 「自分の進路でしょ。自分で考えなよ」

と言われるばかりです。それはおっしゃる通りですね。進路は人に言われて決めるものではありません。漠然とやりたいことはあるのかもしれませんが、茂さんみたいに心血を注いで全身全霊でやる!というほどのものはまだ見つからないようです。きっと、お父さん譲りの何かがあるんでしょうけどね。イトツの気質を受け継いだ茂さんの気質を一番受け継ぐ喜子ちゃん。今週はイトツの生き様から何かをつかんでいくのかもしれません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年9月 6日 (月)

【ゲゲゲの女房】 第139話 昭和59年の風景

今回のタイムジャンプは3年で、昭和59年4月になりました。茂さんは還暦を過ぎて62才、布美枝さん52才です。ワイド版の注文がくるなど、仕事の方は持ち直してきているようですね。「鬼太郎で育った」なんて世代が仕事の依頼に来る時代になってきました。「アガルタ」というのは1997年のみんなのうたで『WAになっておどろう ~イレアイエ~』を歌っていた団体ですが、悪魔くんに登場する地底王国の名前だったんですね。アングラ劇団の名前には確かにぴったりです。

藍子ちゃんは大学4年生、喜子ちゃんは高校3年生で、どちらも進路を考える年ですね。このころの就活って4年に入ってからやってたような気がします。私は大学院に行ったのでよくは覚えてませんが、割と就職はあったんではないでしょうか。

喜子ちゃん、一時高校行かないで働くとか言ってましたが、進学したんですね。どんな高校生活だったのでしょうか。またまた進学か就職かを考える岐路が巡ってきました。獣医とか言ってましたけど、動物を好きそうにしているシーンってありましたっけ? 「やりたいこと」を見つけるのは茂さんでも容易なことではありませんでした。進路探しがんばってほしいです。

イカルさんは84才、イトツさんは88才です。さすがにお年を召されてきて心配になってきました。イトツさん、首にできものができて苦しんでいたところを茂さんの祈りで救われますが、芝居の昔話も通じなくてあの世の本を手に取るなど相当弱気ですね。

 「こげして長生きしたところで、何ができたということでもないが」

商店街のアイドルとして長生きするだけで、十分幸せなことではありますが、もう一つ何か生きた手ごたえが欲しいのでしょう。イカルさんは相変わらず元気ではありますが、何か様子が変です。警察に保護されたときいて布美枝さんたちが迎えにいってました。

 「誰も彼も、ふん!」

とご立腹の様子でしたが、何かトラブルでもあったのでしょうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年9月 4日 (土)

【ゲゲゲの女房】 第138話 妖怪大辞典編纂

 「絵描きの先生、俺たちのこと描いてくれよな」

 「日本中の妖怪、世界中の妖怪。お父ちゃんが全部絵にしてください!」

小豆洗いと布美枝さんの依頼で妖怪大辞典の編纂がはじまりました。妖怪一人一人を改めてきちんと描く。話だけの妖怪には姿かたちをつくり、古い絵のあるものも一枚絵に描き直す。柳田國男みたいな大変な作業ですけどね。埋もれ行く伝統の姿を今に伝える大事な仕事です。脳の貯金もしっかりできますしね。

問題は出版社からの依頼ではないためにお金にはならないこと。スガちゃんも結婚するみたいで人件費を削るわけにもいきません。

 「厳しい戦いになるが、やっていけるか」

 「なんとかなりますよ」

布美枝さんがそういってくれるのが心強いですね。ある程度の蓄えもあるでしょうし、節約のすべは心得てます。ようやく描きたいものが見つかった茂さんを全力でバックアップする構えです。スガちゃんも入魂の点々で指揮官を支えてくれてます。

貸本時代の茂さんも描きたい漫画に魂をこめていました。しかし、注文に追われるうちに描きたい漫画からいつしか描かされる漫画に・・。しかし、魂のこもらない漫画はガラクタにすぎない。戌井さんやはるこさんのお陰で原点に立ち返れた一週間でした。

喜子ちゃんが京都で目目連を見たというエピソード、ウィキペディアにも載ってました。結構、怖い妖怪で鬼太郎に出てきたときも強かったのですが、あれを楽しめるのはさすがに茂さんの血ですね。障子の破れ目、障子に無数に止まった蛾の目玉模様、囲碁の勝負に敗れた棋士の怨念など、目目連の正体はさまざまに語られています。その中に目目連は「世間の目を恐れる心がつくりだしたもの」という説がありました。世間の目を恐れることなく自分の世界を持ち続ける喜子ちゃんという図は、なかなか納得できますね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

太一くん出るかなー

「水木さん。最近のあなたからは漫画家魂が感じられません!」

戌井さんでも言えないようなことを、49話も前のセリフを伏線にしてはるこさんに言わせる。つくづくすごい脚本だと思いますねえ。

あとは太一くんがどんな場面で、どんな作品を携えて登場するかが楽しみです。来週の予告で姿を見せてくれるかな〜

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年9月 3日 (金)

【ゲゲゲの女房】 第137話 はるこさんのお願い

今日は山梨からはるこさんが訪ねてきました。次々懐かしい人がやってきますね。第89話、深大寺で布美枝さんと別れて以来ですから16年ぶりの登場です。少女ガーデンへの持込みを断られて漫画家への道を断念して・・。

 「3年間描き続けた漫画家魂をもっとったらええ」

 「いつかは何かにつながるよ」

なんとかなる。茂さんの言葉を胸に16年、はるこさんは小学校の先生になっていました。絵のうまい先生っていうのはいいですね。絵のうまい人は話も整理されて分かりやすいものです。漫画家魂が生きる道が見つかって何よりでした。

 「先生の子供時代のことを話してやってくれませんか」

精神的に余裕のない今の子供たちに、愉快で怖くて楽しげな妖怪話を聞かせてやってほしい。今日はそんなことを茂さんに頼みにきたのでした。

まあ子供たちが素直に聞いてくれるかどうかは微妙ですけどね。茂さんも「話は苦手だ」と慎重です。遠足に来るだけでもと言われても、即答は避けてました。自分ですら妖怪の気配を感じなくなったのに、今の子供たちに話しても伝わらない。そう考えていたのでしょう。

 「昔はどこにでも河童が住んでいそうな川があったんだ」

 「今はもう、そげな川もないけん」

街中も近郊も開発がすすんで妖怪のすみかは本当に狭くなりました。そんなところで河童の話をしても怖くも面白くもないかもしれません。

 「けど、まだ河童は川の底におるのかもしれませんよ」

珍しく布美枝さんが食い下がりました。

 「目には見えんけど川の底には河童の国がある」

 「そげ思とった方がずっーと気持ちが楽しくなる」

河童がおるかおらんかが大事な訳ではない。河童がおるかもしれんと思う気持ちが大事。河童や妖怪がおるかもしれんと考えることもできないような世界は、人間も住みづらい。

 「私、お父ちゃんに教えてもらったんですけん」

そうなんですよね。見えんけどある世界に思いをめぐらすことの大切さ。そのことを伝えたい! この思いが茂さんの漫画家魂の中核にあったはずなのです。妖怪の気配が感じられなくなって見失っていたこの思いを茂さん、ようやく取り戻すことができました。布美枝さん、ナイスアシストです。昔ははるこさんに「見てるだけ」とか言われてたんですけどね。だてに20年以上夫婦をやっているわけではありません。

見えんものを見ようとする漫画家魂を取り戻した茂さん、遠足で出かけた川岸で小豆あらいを目撃します。もう大丈夫そうですね。あとは、修学旅行にいった喜子ちゃんです。楽しんできてくれるでしょうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年9月 2日 (木)

【ゲゲゲの女房】 第136話 戌井さんの激励

 友あり遠方より来る。また楽しからずや!

早苗夫人に続き、戌井さんが調布にやってきました。遠方といっても埼玉からですけどね。それでも、茂さんのピンチにかけつけてくれる。ありがたいじゃありませんか。それも「女房に尻を叩かれて・・」なんて深刻ぶらない話の切り出しかたで。こういう気遣いも嬉しいものです。

きっかけをつくってくれた早苗さんもありがたいですね。「日本一小さな出版社の赤字なんてたかがしれてるもの」。俄然ファイトが沸いてくる名言です。戌井さんの照れたような嬉しそうな表情が印象的でした。

茂さんの漫画が変だ。どうしたんだろう。気にはなっていてもそれをどうやって伝えればいいのか。戌井さんにしてみればなかなか難しかったと思います。茂さんに苦言がいえるのは、貧乏時代に苦楽をともにした戌井さんか深沢さんか、あるいは豊川さんぐらいでしょうけど、それでもどう言えば相手の心に響くのか。難しい問題です。

 「貸本時代の漫画がいくつか残ってましてね」

 「それを見てると気持ちが高ぶってきました」

貸本時代の漫画の復刻。それが戌井さんの持ってきた提案でした。温故知新の作戦です。

 「力強い絵。面白いストーリー。目には見えない世界を見せる力!」

 「これが漫画ですよ!!」

久しぶりの戌井節ですね。聞いてる方も力が入ってきます。でも、それを聞いても反応がないところが今の茂さんの深刻なところです。

 「水木しげるの名前では売れんですよ。鬼太郎人気も終わって・・」

コンビニが次々できて世の中から暗がりというものが姿を消してきている時代。喜子ちゃんに嘆いていたように、茂さんは妖怪の姿を見失っていたのです。でも、そんな弱気な姿を見ても戌井さんは茂さんと妖怪たちの復活を信じていました。

 「本物は消えない!」

何も無いところから一心不乱に漫画を描き続け、鬼太郎というキラーコンテンツを生み出した茂さんの才能。布美枝さんも認めるとおり、それは本物です。それは決して消えないし消えていない。もう一つ、今は姿を消したように見える鬼太郎たち妖怪たち。彼らも不死身だと戌井さんは信じていました。今は見えないけど「見えんけどおる」。今の世の中でも姿を消さない本物の妖怪を見つけてそれを見せてほしい。決して簡単なことではないけれども。

 「苦しんで下さい」

本物を生みだす苦しみ。それを知る戌井さんならではの言葉だと思います。茂さんの新しい挑戦が始まりました。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2010年9月 1日 (水)

【ゲゲゲの女房】 第135話 茂さんのスランプ

水木プロに漫画の注文が全く来なくなりました。妖怪漫画の需要がなくなってきたようです。結婚を考え始めたスガちゃんにも、高校進学を控えた喜子ちゃんにも影響を与えかねない事態です。

 「子供はロボット、大人は金儲けに夢中だ」

そうかもしれません。ロボットというのはガンダムのことでしょうかね。80年代初期はバブル景気にはまだ早いのですが、マル金、マルビなんて言葉が現れて格差の再拡大期には入りつつあったようです。そういう時代には鬼太郎たちの出る幕はないのかもしれない。テレビ取材で「妖怪のご利益」を聞かれたショックもあって、茂さんはそう感じているようです。

でもよく考えてみると、鬼太郎が世に出た高度成長期も条件は似たようなものでした。子供たちはアトムや鉄人28号に夢中でしたし、大人は事業の拡大や三種の神器に心を奪われていました。そんな時代でも豊川さんに「墓場鬼太郎をやらせてください」という強さが茂さんにはありました。それが今は消えてしまっているようです。

 「近頃ちっとも感じんのだ、妖怪たちの気配」

これが根源的な問題ですね。自分が信じていたものが信じられなくなっている状態。楽園だと信じていたものがガラクタに見える。これは辛いです。自分の半生を自分で否定するようなものですから。「千万人といえども我いかん」といえるのも信念があるからで信念が揺らぐと2,3人が相手でも厳しいものです。

こういう状態はあまりに辛いので、昔の政志さんみたいに逃げたりごまかしたりしたい所ですが、そうはしないところが茂さんらしいですね。

 「40年、50年と連れ添ううちにはいいときも悪いときもある」

 「悪いときにこそ人間の値打ちが出るだけえな」

源兵衛さん、いいこと言います。悪いときにこそ人間の値打ちが出る。紙に書いて張っておくべき言葉でしょう。茂さん、ここが踏ん張りどころです。布美枝さんも藍子ちゃんも喜子ちゃんもついています。

 「俺が妖怪だと思とったものは、何だったんだろう」

この問題を詰めることが、多分スランプ脱出の道で、それが後期水木しげるへのターニングポイントになるような気がします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年8月 | トップページ | 2010年10月 »