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2010年9月13日 (月)

日本のコホート別信頼

WVS(世界価値観調査)の日本のデータを使ってコホート(生まれ年によるグループ)別に一般信頼がどう推移するかを調べてみました。

コホートは1920年代生まれ、30年代生まれ・・70年代生まれの6グループに分けてみました。WVSの第2波(1989-1993)から第5波(2005-2007)まで4回にわたって日本で一般信頼の質問(「大抵の人は信頼できるとおもいますか」)がなされていますので、「信頼できる」と答えた人の割合をコホート別に集計したところ、図のような結果が得られました。

Photo

図から20年代生まれのコホートは総じて「信頼する」の割合が低く、あとの年代生まれになるにしたがって総じて「信頼する」の割合が高くなっていることが分かります。つまり、この範囲では若い世代ほど他人を信頼する傾向があるようです。

これは若い世代ほど他人を信頼する割合が下がるというパットナムがアメリカで得た知見とは反対で、テレビが普及すると信頼が下がるとか、社会の流動性が高まると信頼が下がるとかいった説明が少なくとも日本では妥当でないことを示しているといえるでしょう。

ただし、第4波まで割と安定していた一般信頼は2005-2007年の第5波の調査になると急落しています。30年代、40年代生まれについては変化なしか微増ですが、その他のコホートでは5~10ポイント程度落ちて、統計的にも有意な下落となっています。これはなぜなんでしょうね。

ネットの普及とか、非正規雇用の増加とかこの間に起きたことはいろいろありますが、他の国のデータと見比べながら原因を考えていく必要があるでしょう。とりあえず、日本では若いコホートほど高信頼だが最近急落したらしいということが分かりました。

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