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2010年10月16日 (土)

【みんなのうた50年史】 1962年6,7月のうた

 『山こそわが家』    『波をこえて』
 『大きな古時計』    『気のいいあひる』
 『あすなろ』       『ドレミの歌』
 『アイスクリームのうた』
       
このクールは上の7曲です。この頃は7曲ずつ新曲が登場していたんですね。まだ、再放送というものがなかったからでしょうけど、なかなか豪華です。

曲の方もメジャー曲が次々登場しています。『大きな古時計』と『ドレミの歌』は知らない人はいないであろう超メジャー曲ですが、『気のいいあひる』や『アイスクリームのうた』も<みんなのうた>ファンにとってはお馴染みの曲です。『山こそわが家』もDVDに収録されて知名度が上がったのではないでしょうか。

『大きな古時計』は2002年の平井堅バージョンが著名ですが、<みんなのうた>では1962年が初出です。うた缶情報によると当時のプロデューサー、後藤田純生さんの依頼で訳詞がつくられたそうですので、現在知られている歌詞は62年<みんなのうた>バージョンということになります。その後1973年にリメイク版がつくられました。私が再放送で見てたのはこのリメイク版でしょう。100年休まずに歌い継がれていきそうな曲です。

「サウンド・オブ・ミュージック」の『ドレミの歌』はペギー葉山バージョンの訳詞です。いつだったかの<みんなのうた三昧>の放送で、ペギーさんが「ドーナツ、レモン、みかんと食べ物で揃えようと思ったけど、ファがファンタしか思いつかなくてやめた」というエピソードを語ってらっしゃいました。仮にファをクリアーしても、ソーメンとかラーメンとかシイタケが並びそうなので、食べ物路線は断念して正解だったでしょうね。

余談ですが京大のトイレで「ドは同学会のド、レはレーニンのレ・・」で始まる物騒な替え歌が落書きしてあるのをみたことがあります。

『気のいいあひる』はうた缶情報では1962年、67年、71年の3回にわたってリメイクされて放送されています。歌ははじめがボニージャックスですがあとの2つはダーク・ダックスです。あひるだけにダーク・ダックスがいいという判断だったのでしょうか。昔は体が大きかったアヒルが激しい川の流れに怖気づいてブラブラしているうちに、体が弱って人間に捕まえられてしまいました、という教訓があるようなないようなお話です。

『アイスクリームのうた』は去年の<三昧>の天地総子さん特集で流れていました。自称「色気はないけど元気と食い気はある」総子さんらしい楽しい曲です。<おかあさんといっしょ>でもよく歌われていますね。昔はおとぎ話の王子さまでも食べられなかったアイスクリーム。今では王子さまや王女さまではない自分たちも食べられる幸せを歌った曲です。ブカブカドンドンと「のどを音楽隊が通ります♪」という表現が秀逸ですね。

<懐かしのみんなのうた>で流れていた『山こそわが家』はユーキャンのDVDに収録されて、<みんなのうた>ファン界ではメジャーな曲になりました。夏には青い鳥が鳴き野ばらが咲く山へ行こう、「朗らかな山こそ憧れの我が家♪」とワルツの調べに乗って訴えかけます。赤岳を縦走する映像を見ていると、登山の風景は昔も今もあまり変わらないものだと感じられます。

『波をこえて』は知らない曲だと思ってたのですが「懐かしのみんなのうた2」のmp3データを聴くと

  ドーシドミドーー、シドレドシドシミラーー

という、聞き覚えのある旋律でした。ローザス作曲のワルツ「波濤を越えて」という曲のようです。「ドナウ河のさざ波」「スケーターズ・ワルツ」とともに大正時代に大ヒットした、といいますからどこか活動写真を思い出させる調べなのもむべなるかなでしょう。

このクールでは唯一『あすなろ』だけが知らない曲となりました。ダーク・ダックスと真理ヨシコさんの歌で木馬座の映像といいますから、もしも残っているのであれば見たいものです。

そんなわけで有名な曲の多いクールでしたね。お好きな曲があればどうぞお教えください。

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コメント

♪あすなろ あすなろ 明日はなろう
 小山の だれにも 負けぬほど
 ふもとの 村まで 見えるほど
 大きな 檜に 明日はなろう

 これは歌曲と呼ぶにふさわしい。
 正統派の名曲だすね。

 とにかく素敵な曲ですよ~!
 くじょうさんに聞かせてあげたいです(^ー^)/

 ところで、と『スケートをする人々』は、ご紹介いただいた通り、『波濤を越えて』と『スケーターズワルツ』が原曲です。
 ローザス、ワイトトイフェルの有名な曲です。
 『波をこえて』は2番の歌詞が好きです。

♪コバルトの 海原にひとすじ
 しろじろと シュプールをのこして
 エンジンの 音たかく はしるよ
 空をとぶ あのジェット機のように

投稿: るんるん | 2011年12月 6日 (火) 21時08分

♪あすなろ あすなろ 明日はなろう
 小山の だれにも 負けぬほど
 ふもとの 村まで 見えるほど
 大きな 檜に 明日はなろう

 これは歌曲と呼ぶにふさわしい。
 正統派の名曲ですね。

 とにかく素敵な曲ですよ~!
 くじょうさんに聞かせてあげたいです(^ー^)/

 ところで、『波をこえて』と『スケートをする人々』は、ご紹介いただいた通り、『波濤を越えて』と『スケーターズワルツ』が原曲です。
 ローザス、ワイトトイフェルの有名な曲です。
 『波をこえて』は、2番の歌詞が好きです。

♪コバルトの 海原にひとすじ
 しろじろと シュプールをのこして
 エンジンの 音たかく はしるよ
 空をとぶ あのジェット機のように

投稿: るんるん | 2011年12月 6日 (火) 21時11分

この時期はこんな曲があったんですね。「大きな古時計」は1973年版の歌が良く知ってますし、「気のいいあひる」は後に2回リメイクされ、私は1971年頃の加藤晃バージョン(人形劇風だった)のを知っています。また「あひる」は幼少の頃、別バージョン(あひるが急流に来たら、カラスに騙されて水を飲もうとした)を聞いた事がありましたが、「みんなのうた」バージョンでは急流は同じでも、河辺でブラブラして最後は豚小屋送りにされるという結果を聞いて、意外な歌詞だと知りました。

その後、フジテレビの「ピンポンパン」(こんな年でもファンでした)でも流されましたが、ネコの「ブチャ」(声:富山敬)とイヌの「ワンタン」(声:富田耕生)が登場する人形劇でも流されたのを知ってます。この時はブチャとワンタンがあひるのコスプレをしながら歌い、5番と6番の間には「天国と地獄」のリズムにのって2匹が追いかけられ、最後は豚小屋に入れられた2匹が「トホホォ!!」となるという傑作バージョンでした。同じ曲も番組次第で、こうも変るものですね。

投稿: マーチャン | 2012年4月17日 (火) 00時09分

今月、「気のいいあひる」の1971年版が放送されたので、録画しました。私にとってはこの時代のイメージがあります。

映像は加藤晃作成による、「ペープサート」という人形劇。冒頭まだ大きかったアヒルが海賊船を襲ったと思えば、怪獣物みたいに町で暴れるという世相反映場面もありました。でも中盤、ネコをいじめていた後に川辺暮らしで退化すると、今度はネコにいじめ返され、最後は豚小屋送りになるという物。威張ってたのが理由があるとはいえ、なまけているとこういう目にあうという物ですか。
(「座して食らえば…」ですな)


今回のがプロジェクトで見つかった事で、1962年と1967年(第1リメイク)がまだ発見されず。でも1962年版は水星社版の2集に辛うじて数カットあります。完全に無いのは1967年版です。どんな映像だったのか。
(久里が作成した1962年版は、大きい時代のアヒルはクジラを食ってたというスゴさ。でも豚小屋時代は加藤同様の泣きっ面)

投稿: マーチャン3 | 2016年10月 4日 (火) 20時30分

『気のいいアヒル』もいろんなバージョンがあるんですね。もともとはボヘミア民謡で、バタバタ飛べるカモを飛べないアヒルに家畜化した歴史を歌ったものだと解説しているサイトもありました。家畜になったので「ブタ小屋暮らし」というのは分からなくはないですが、カモの方がアヒルより身体は小さいので、その点は不自然ですね。

原曲は『Dobromysla husicka』というらしいです。ただこの曲名で検索しても歌詞はヒットしないっぽいので、もともとどんな歌だったかは不明です。ゼッキーノではないと思いますが…

投稿: くじょう | 2016年10月 5日 (水) 20時34分

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