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2011年3月 4日 (金)

【みんなのうた50年史】『まね』(1961年)

1961年8,9月のうたで知らなかった曲は『まね』だけです。レコードにはなっていないようですが、水星社のテキスト1に収録されていました。

 ♪ まねっこマネちゃんまねしてる
 ♪ うでを広げて鳥のまね

Img_4992

谷川俊太郎作詞、林光作曲というすごい組み合わせの割には、三拍子の平易なメロディ、平易な歌詞です。主人公は「まねっこマネちゃん」でこちらも平易な(?)イラストといえるでしょうか。

 ♪ 山の向こうはまた山で
 ♪ そのまた向こうは海なんだ

海の向こうには砂漠が広がり、そこでは「青い目のマネちゃん」がこちらのマネちゃんのまねをしているのでした。

2番ではマネちゃんは刀を差してお殿様のまねをしています。

 ♪ 昨日の昨日は一昨日で
 ♪ 一昨日の昨日はさきおととい

Img_8365

この辺の理屈っぽい歌詞は谷川俊太郎さんだなあっと思いますが、昔むかしのお城の中では「ちょんまげをしたマネちゃん」がこちらのマネちゃんのまねをしているのでした。

過去とくれば今度は未来です。1961年当時の未来というのは宇宙だったようですね。3番のマネちゃんはロケットの(?)まねをしています。

 ♪ 明日の明日は明後日で
 ♪ 明後日の明日はしあさって

この辺は、子供向けの言葉の教育もかねているのでしょうか。1000年先の星の上では「知らないマネちゃん」がこちらのマネちゃんをまねしてました。

子供向けの平易な歌詞や曲の中に時間と空間の壮大な広がりを取り入れるとともに、そこにも自分たちと同じような「マネちゃん」がいて、決して縁遠い世界ではないのだということを谷川さん林さんは伝えたかったのかもしれませんね。

『まね』
作詞:谷川俊太郎
作曲:林光
うた:楠トシエ
映像:中原収一
初回放送:1961年8,9月

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コメント

1957年生まれですが、この歌、かすかに覚えてます。中学生くらいの時にふと思い出して、全く歌詞の意味がわからなくて、不思議な歌だなと思ってました。

僕の記憶の中にある歌詞は

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
まねっこ、まねちゃん、まねしてる
4,3,2,1 ロケットだ

明日の明日は明後日で
そのまた明日は明明後日

昔々のその昔 知らないまねちゃん まねしてる
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

1番も2番も3番もごっちゃになってますね。(^^;)

そうか、谷川俊太郎さんの詩だったのか。

投稿: かず | 2014年12月 1日 (月) 14時49分

かずさん

貴重なお話ありがとうございます。子供のころってそんなに正確には覚えてませんからね。1番、2番…がごっちゃになるのはとてもありがちです。それでも大意の分かる曲も多いのですが、この曲ではほんと謎の歌詞になってしまいますね。谷川さんらしい、理詰めの歌詞のなせる技でしょうか。

また、思い出話などありましたらお寄せください。よろしくお願いします。

投稿: くじょう | 2014年12月 6日 (土) 12時59分

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