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2011年4月13日 (水)

億テラベクレル

 「おばちゃん、これなんぼ?」

  「3億万円!」

駄菓子屋のおばちゃんが口にしそうな単位ですね、「億テラベクレル」というのは。1テラベクレルは1兆ベクレルですから、1億テラベクレルは「1億兆ベクレル」となります。 兆の次が京(けい)、その次が垓(がい)なので1垓ベクレルといってもいいのですが、それでは全然実感が湧きません。駄菓子屋のおばちゃん風に「1億兆ベクレル!」と言った方がインパクトがあるでしょう。

こんな普通では登場しない単位が出てくるところにも原発事故の厄介さが現れています。福島第一原発、1号機から3号機の炉心に震災当時存在した放射性物質の量が6.4億テラベクレルなのだそうです。放射性ヨウ素にして13kg、他の放射性物質が混じるともっと重くなりますが、それだけの放射性物質が炉心にあった計算になりますね。

ちなみに6シーベルトが致死量とするとざっと3億ベクレル(300メガベクレル)の放射性ヨウ素が体内に入ると致死量になる計算になります。6.4億テラベクレルは、単純計算で2テラ人(2兆人!)の致死量に相当します。まあ、体内被曝の致死量は6シーベルトよりもっと多いらしいので2兆人も死なないかもしれませんが、それでも人類を絶滅させるには多分十分な量でしょう。

それだけの放射性物質がどの原発にももれなく封じ込められていると思うと、ぞっとしますね。まずめったに外部には漏れないとしても物騒な話です。東電もそんな数字は表に出したくはなかったはずですが、事故規模のレベル7への引き上げにともなって「それでも100分の1程度しか外部には漏れていない」という文脈で公表することにしたようです。

ただ、6.4億テラベクレルの100分の1というと640万テラベクレルで、チェルノブイリ事故で大気中に放出された520万テラベクレルよりも多量の放射性物質が放出されていることになります。多分、地下に大量にたまっている水の中に大半が漏出していて敷地外にはあまり出ていないのでしょうけど、これらの水が漏れ出すことになっては大変です。やはりすでにチェルノブイリに匹敵する事故になっていると言わなければならないでしょうね。

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