【みんなのうた50年史】『たなをつくりましょう』(1961年)
70年代の曲をしばらく紹介してきましたが、60年代が手薄になってさっぱり進んでいません。しばらく70年代の曲と60年代の曲を交互に取り上げてみようと思います。
1961年は10-11月の『へのへのもへじ』『おまつり』まで紹介しましたので次は12-1月の未紹介曲『たなをつくりましょう』です。幸い楽譜(水星社第1集)もレコード(キングレコード みんなのうた2)も手に入りました。
♪ 台所の窓ぎわに
♪ も一つ棚をつくりましょう
♪ ねえ、お母さん
日曜大工で新しく棚をつくることになりました。台所の窓ぎわにトンカチと棚をつくるなんて、最近ではとんと見ない情景ですね。
♪ たな、たな、たなね
♪ まあ素敵
お母さんの返事かと思ったら、違ってました。棚をつくるときいて、そこらの隅からぞろぞろ出てきたのは…
♪ らっきょうのびん、塩のびん
♪ しょうゆのびん、びん、びん、びん
湿っぽくて薄暗い台所の隅にしまいこまれていたびんたちでした。二番では油の缶、お茶の缶、せんべいの缶もでてきます。明るく見晴らしのよい窓ぎわの棚に並べてもらいたいのでしょうね。うきうきしながら順番を待っている姿が、なかなかユーモラスです。
作詞はまどみちおさん。『ぞうさん』や『やぎさんゆうびん』(白ヤギさんからお手紙ついた…です)で知られています。みんなのうたは『たなをつくりましょう』一曲のようですが独特のユーモアはこの曲でも発揮されていますね。
作曲は磯部俶(いそべとし)さんでみんなのうたでは『はるかな友へ』が紹介されています。いそべさんは主に男声合唱の作曲でご活躍なのですが『たなをつくりましょう』は女声三部合唱。ヴォーチェ・アンジェリカの6人の皆さんがびんや缶に扮して楽しそうに歌ってらっしゃいました。
らっきょうのびんやしょうゆのびん、海苔の缶など今ではあまり見かけなくなりましたね。昭和30年代の日常生活を今に伝えるとともに、顔のススを払って嬉しそうにしているびんや缶たちの姿に高度成長の気配も感じられる作品です。
『たなをつくりましょう』
作詞:まどみちを
作曲:磯部俶
うた:中原美紗緒、ヴォーチェ・アンジェリカ
動画:久里洋二
初回放送:1961年12- 1月
| 固定リンク

コメント
いやいやいや、驚きです。
こんな昔の曲もご存じとは・・・・・・
僕よりずっとお若いのに、エライ!
気になって、うた缶の100の質問をチェックしてしまいました。
けっこう、レパートリーの幅が広いですねぇ。
この曲は、実はまったく覚えがありません。
10年ほど前に曲を入手して聴いてみたのですが、やっぱり
記憶にありませんでした。
ところで、まどさんの作詞による「みんなのうた」はほかにもありますよ。
『ドロップスの歌』
『地球の子ども『(昭和46年度NHK全国学校音楽コンクール小学校課題曲)
この2曲です。
後でご確認ください。
投稿: るんるん | 2011年8月 1日 (月) 18時55分
るんるんさん、まどみちおさん情報ありがとうございました。
NHKの公式HPでは『たなをつくりましょう』の作詞者は「まどみちを」さんになっていて、そのまま検索をかけたら1件しかヒットしなかったのですよ。おかしいなとは思ったのですが「まどみちお」で検索すると確かに3件ヒットしました。もう一曲は『おんぶお化け』(1965年)です。
それから『蛙』(1964年)の楽譜、手に入りました! 『おでんの唄』と違ってハッピーエンドの微笑ましい曲ですね。また、紹介させていただきます。
投稿: くじょう | 2011年8月 2日 (火) 09時44分
「夜汽車よ急げ」(本と音符)
https://blog.naver.com/PostView.nhn?blogId=vivamariya&logNo=70003428303&parentCategoryNo=&categoryNo=80&viewDate=&isShowPopularPosts=true&from=search
「手の中の魔法」(馬と草原に寝転ぶ日焼けした男の子)
https://blog.naver.com/PostView.naver?blogId=vivamariya&logNo=70003428264&parentCategoryNo=&categoryNo=74&viewDate=&isShowPopularPosts=true&from=search
投稿: | 2024年10月25日 (金) 19時02分