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2011年10月 1日 (土)

【今月のうた】『証(あかし)』他 (2011年)

速いもので、9月も終わりですね。今月の歌はいずれも映像が非常に綺麗でCGの進歩が強く印象に残りました。

『証(あかし)』のオープニングは息を飲む光景です。空高くをまっすぐに伸びる一本の平均台。足元を見るとはるか下方にさざ波が立つ大海原。思わず足がすくみそうになります。そこをフラフラと足を進める一人の少年…。どこまで続くかわからない平均台を渡って行きます。

今年の全国学校音楽コンクール中学生の部課題曲で、最近はあちこちで耳にするようになりました。冒頭のシーンは中学生、特に中学生3年生の心象風景を描いたものだと思いますが、先が見えない中で一歩足を踏み外すと奈落の底に真っ逆さま…という緊張感の中で日々を送っているのかと思うと気の毒です。曲のラストのように顔を上げて前を向いて歩ける日が早く来ますように。

『もういいかい』は石川さゆりさんが本当に久し振りのご登場です。『ここは南の島』(1977年)以来かと思ったら『広瀬川慕情』(1982年)も歌ってらしたのですね。それにしても29年ぶりですが、変わらない伸びやかな歌声がさすがです。

♪ もういいかい まあだだよ
♪ 夏と秋が隠れん坊してる

夏と秋が隠れん坊。こういう発想はありそうでなかったですね。ツユクサ、オニユリ、ススキ、赤トンボ。枯れたヒマワリと咲き始めたコスモス。夏と秋が交錯する風景が柔らかいCGで描き出されていきます。

そして夏祭りのシーン。はっとするような鮮やかな赤と暗い夜空のコントラストが印象的ですね。30年前の夏祭りの風景が心に浮かんできます。そして夏が終わって少し大人になったような感覚。『秋唄』にも通じる感覚が寂しくも力強く感じられました。

『友よ』もまたカラフルで色彩豊かなCGで人生を描いた作品です。5分のロングバージョン曲ですが、ドラマに見入っていると時間のたつのを忘れますね。出会い。友との別れ。新しい家族。成長。自立。伴侶との永遠の別れ…。悲しみに暮れる主人公の前に懐かしい友が姿を現すシーンは感動的です。

♪ 心をつないで友よ
♪ 一人ぼっちで泣かないでいつも
♪ 生きてるそれだけで
♪ 希望になるんだ

そして若い頃のように希望の歌を世界に伝えにいく二人。刻んだ歳月の分、その歌声は人々の心に響くことでしょう。

『証(あかし)』
作詞:山村隆太
作曲:阪井一生
うた:flumpool
映像:小野修

『もういいかい』
作詞:吉岡治
作曲:平井夏美
編曲:未知瑠(みちる)
うた:石川さゆり
映像:吉岡天平、河地規幸、ムライタケシ

『友よ』
作詞:もりちよこ
作曲:ユ・ヘジュン
うた:タッキー&翼
映像:鈴木哲

初回放送:いずれも2011年8,9月

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