扇橋閘門
東京下町クルーズ、もう一つのハイライトは日本のパナマ運河とも呼ばれる扇橋閘門の通過です。
隅田川から荒川に向けて小名木川を東に向かうと水面が3mほど隅田川の方が高くなっています。このまま水を流すと小名木川はとんでもない急流になってしまうので、途中の扇橋付近にある二つの水門でせき止めてあります。
写真は西側の水門から船が入っていくところです。このときは水門の間の水位は隅田川側に合わせてありました。
これが西側の水門を閉じて東側から放水していくと見る間に下がっていきます。水路に目盛りがうってあるのでわかりやすいですね。
思ったより下がったところで東側の水門のが開きました。荒川側の水位と等しくなったのです。
こうして無事水位が低い東側に抜けることができました。この間、約6分。パナマ運河も水位が違う太平洋と大西洋の間を同様の方法でいくつも水門を隔てて結んでいるので、扇橋閘門は日本のパナマ運河と呼ばれているのでした。
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