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2011年11月10日 (木)

【再放送曲】『詩人とつばめ』(1985年)

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1985年の『詩人とつばめ』も再放送されています。これも初回放送以来、再放送がなかった曲ですね。懐かしいです。

♪ 窓辺に寄り添う影二つ
♪ つばめと僕といつも暮らしてた

詩人とつばめの交流をうたった作品です。一人、詩作に励む詩人のもとにある日、一羽のつばめが飛んで来ました。パンを焼き、花を飾り、歌い‥。物語のような共同生活が始まります。

楽しげながら、そこには孤独の影が見え隠れしますね。人間は詩人しか登場しないので無理ないですが…。1985年は大学院に入ったばかりの年で、九州から北海道まで植物採集をしながら全国を渡り歩いていました。

その途中、富山県の天香寺ユースホステルに泊まった時に耳にしたのがこの作品です。このときは他に宿泊者がいなくてガランとした宿坊に一人でとまっていたので、ことのほか寂しく感じたものです。この曲と同時に流れていたのが『火星のサーカス団』。なんでこんな寂しい曲をコンボで流すんだろうと思ったものです。

♪ 春が行き 夏も過ぎて 今は
♪ 二人だけの部屋に 秋がきた

秋、別れの季節がやってきました。ツバメとの別れですが男女の別れと読み替えることもできるでしょう。ツバメは空に飛び立ち、詩人は船に乗って旅立っていきます。会うは別れの始まり。しかし、別れは新しい出発でもあります。

小室等さんはテキストに「都会の中で出会えない人々は、今日もあてのない旅に出る」と書いてらっしゃいます。物語のような暮らしを捨てての旅立ちは決して順風満帆ではないでしょう。でも小室さんは続けて次のように書いてます。

疲れるな。旅人たちよ。
歩みを止めるな。旅人たちよ。

福島さんのアニメーションにも晴れ晴れした表情で飛翔する詩人の姿が描かれてますね。詩人とつばめ。それぞれの旅立ちにエールを送りたいです。

『詩人とつばめ』
作詞:若谷和子
作曲:小室等
編曲:乾裕樹
うた:小室等
動画:福島治
初回放送:1985年10-11月

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コメント

くじょうさん、これですね。
私も知っていますよ。

 人が人に出会えなくなってから
 すでに長い時が流れた
 都会の中で
 出会えない人々は
 今日もあてない旅に出る
 疲れるな
 旅人たちよ
 歩みを停めるな
 旅人たちよ

若谷和子さんの詩から広げて
小室等さんは自分なりのコメントを
寄せています。

私はこの曲がお気に入りです。
作品のテーマも心動かされるものがありますが、
何といっても哀切極まりない小室節が胸に迫ります。

小室さんの曲としては『とべバッタ』も大好きです。

投稿: るんるん | 2011年11月20日 (日) 19時57分

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