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2012年3月26日 (月)

【みんなのうた発掘スペシャル】第四夜(Vol.5)

放送日変更のため、放送順では第四夜となった発掘スペシャルVol.5です。年代順からするとVol.5なんですけどね。なんと呼んでいいのかちょっと迷ってしまいます。ここでは仮に第四夜(Vol.5)としておきましょう。

1979年から81年にかけての作品たちで、ちょうど高校2,3年のころにあたります。高2のときは文化祭で上映する映画の撮影に忙しく、高3は受験勉強ということであんまりリアルタイムで映像をみてた記憶はありません。もっぱらテープに録音して繰り返し聞いてましたので、『雪娘』とか『乙女峠へ』とかは大学入学後の合唱団のころの記憶と結び付いてたりしてますね。いずれも映像をみるのは30年以上ぶり。今回も懐かしい思いをさせていただきました!

では、それぞれの感想を…

『嵯峨野巡礼』  (あべ静江、実写、1979.10-11)
さーがのさらさら竹の葉に~♪ 嵯峨駅が嵯峨嵐山駅に変わる前、旧山陰線がトロッコ列車に変わる前の嵯峨野の風景ですね。渡月橋と化野(あだしの)の景色に見覚えがあります。渡月橋ってあんなにすっきりした風景だったんでしょうかね。いついっても人や車がごちゃごちゃしてるのですが…。嵯峨野というと『くいしんぼうのカレンダー』の印象も強いです。しっとり落ち着いた嵯峨野も素敵でした。

『紅葉』 (女声合唱団「渚」、映像:鈴木康彦、1979.10-11)
あ~きの夕日~に~ て~る~山~も~み~じ~♪ ご存知もみじですが、どんな映像がつけられていたのかさっぱり覚えていませんでした。アニメーションだったんですね。てっきり実写かと思ってました。鈴木康彦さんは『おもいでのアルバム』の映像を担当されてる方ですね。ユーモラスなキャラクターが秋の野山を駆け回るなかで、ハチの子供がくもの巣にかかって襲われるシーンに意表を突かれました。

『ヒュルル ジンジン からっ風』 (1979年版)(デューク・エイセス、実写、1979.12- 1)
赤城おろしの笛が鳴る~♪ 1970年初回放送のリメイク版です。子供たちが走り回っている映像にうっすら記憶がありましたが…。祭囃子のシーンはそういえば見たような…。雪がおどるよ谷川に~♪の「谷川」って谷川岳のことだったんですね。関西人は関東に土地勘がないので普通に川のことだと思ってました。刈り取りの済んだ田んぼで縄跳びして遊ぶ子供たち。そういえばこんな光景がありましたね!

『雪娘』 (チェリッシュ、実写、1980. 2-3)
去年、熱中スタジアムに出たときの事前アンケートで「メロディが美しい曲」にあげた作品です。爽やかで流麗なイントロ。風のように流れるメロディ。舞い踊る粉雪や風に揺れる竹林の映像が動きを感じさせていいですね。白い世界に女の子の上着や椿の赤が目に鮮やかです。半音転調した二番、人のように~窓を叩き~木枯らしが~吹き抜けていく~♪ 寒そうな歌詞なのに気分の高まりと春のぬくもりを感じさせる歌声が好きですねえ。雪景色のなかにわくわくするような躍動感あふれる映像が素敵でした。

『かくれんぼ』 (川島和子と東京放送児童合唱団、人形:岡部久義、動画:毛利厚、1980. 4-5)
ねこじゃらしがたんぽぽが白い桜貝が冬や春や夏をかくしているのを、僕たちやモンシロチョウやとびうおが見つけるよという季節感豊かな作品です。テープではおなじみだったのですが、映像をみるのははじめてかも…。日本情緒を感じさせる人形アニメーションだったのですね。ひそかに雪うさぎも登場してますし。軽快な動きで日本の四季を描いた楽しい作品でした。ちなみに私のテープではこの曲のあとに続基礎英語が入ってます。やっぱり受験生だったのですね。

『乙女峠へ』 (大津彰、実写、1980. 6-7)
『雪娘』同様、熱中スタジアムのアンケートに「思い出の曲」としてあげた作品です。夢に追われ~汽車に乗り~やさしい町に着た私~♪ オープニングの貴婦人号の風景に見覚えがあります。実際に山口線に乗って津和野を尋ねることができたのは1988年のことでしたが、花菖蒲が咲き誇り、つわぶきが風に揺れる歌のとおりの風景に感激したものです。もちろん乙女峠も登りました。穏やかなたたずまいにキリシタン弾圧の歴史を秘めた土地。身が引き締まる思いがしたものです。合唱団のカルテット大会ではこの曲を男声四部に編曲して歌いました。そして私が~明日を見下ろす~♪の所のマイナーナインスの響きが好きだったのですね。めったに決まりませんでしたが。いつか「みんなのうたステージ」をする機会があればオープニングは『雲が晴れたら』、エンディングは『乙女峠へ』と決めていたのですが、結局日の目を見ることはありませんでした。

『グリーン・グラス』(来生たかお、実写、1980. 6-7)
『乙女峠へ』のあと私のテープには、麦ばた~け ゆる~やか~な風に波打つ~♪ という軽快な曲が入っているのですが、これの曲名をいま知りました。『グリーン・グラス』というのはてっきり汽車から~おりたら~♪だと思っていたので盲点でしたね。そちらは『想い出のグリーングラス』です。こちらは馬たちが元気一杯駆け回る映像でこれも多分初めてみると思います。君は空へ駆け出す~花から花へ舞う蝶になるよ~♪ という歌詞だけ聴いてると女の子が走り回っているのかなと思っていました。でも緑の野原を駆ける馬の映像も素敵ですね。

『のらねこ三度笠』 (西田敏行、動画:倉橋達治、1980. 6-7)
私のテープでも『グリーン・グラス』のあとは、お~い~らはぐれ猫~♪ と始まりますので、この辺の並びはテープ順通りで大変馴染み深いです。みんなのうた三昧でも「西田敏行さんの歌声でききたい」というリクエストとともにかかってました。レコードのジャケットに何カットか載ってるので絵柄もおなじみですが動いている絵でいるのは32年ぶりになりますね。街中で追い払われ、黒猫一家とけんかして殴られ、可愛い女の子に振られ…。こうしてみると救いのないストーリーですね。でもお月様はやさしく微笑んでくれました。

『コラソンDEデート』 (オパ(OPA)、石崎はるこ、動画:吉良敬三、1980. 8-9)
テープでは次は『ローラー天国』なのですが、こちらは映像があるので今日は放送されません。『コラソンDEデート』もレコードのジャケットに絵が載っています。でも動いているのを見るのはやはり32年ぶり。しかししかし『ひよこぶたのテーマPART2』のようなオープニングの雲の動きを見たとたん、最後のシーンがフラッシュバックしました。そう、最後は雲も鳥も島もハートマークになるんですよね。これも『ひよこぶた』と同じでここに起源があったのでした。南の島の女の子がみんなのうたにしては色っぽく描かれてますね!

『シャッキシャキの転校生』(川崎少年少女合唱団、動画:堀口忠彦、1980.12- 1)
これも懐かしい映像です。女の子の髪型は記憶があるのに男の子の方の記憶はさっぱりなのが我ながらおかしいです。でもさ~でもさ~…♪ この作品の音源は私のテープのものとどうも違っているようです。でもさ~のところもそうですが、私のテープは全体にもうちょっとためてもっちり歌っているのに、こちらではあっさりしょうゆ味。間奏のぴゅんぴゅらしたシンセの音もどうも違うんですよね。当時、二通りの音源で放送されていたのか、再放送で手直しされたのを録音して残しているのか…。なんだか~気になるな~~♪

『灯台守』 (杉並児童合唱団、実写、1980.12- 1)
文部省唱歌がみんなのうたになるのは実は少なくて4曲しかありません。『牧場の朝』『われは海の子』『冬の歌』と1968年に立て続けに3曲紹介されたあと22年ぶりに登場したのが『燈台守』です。もっと氷のような海の映像かと思っていたら、穏やかな島の風景にほっとしました。灯台が最初に出てくるシーンに見覚えがありますね。撮影地のテロップが出てくるのは発掘スペシャルを通じて初めてです。みんなのうたを通じても初めてかもしれません。舳倉島の映像だったのですね。いつか行きたいなと思いつついまだその機会に恵まれない場所のひとつです。こんな島の子供たちの姿はもう見られないかもしれませんが、それでも改めて行ってみたくなりました。

『ドン・キホーテ』 (佐々木功、動画:井坂克二&福島治、1981. 2-3)
1981年まできましたね。共通一次が終わって二次試験を受けるまでの間に聞いていた曲です。佐々木さんのアクションたっぷりの歌声、福島さんのりりしいドンキホーテの姿には記憶があるのですが、最初と最後の少年の姿は全く覚えていませんでした。この部分が井坂さんの作画なんでしょうね。夢にあこがれ、夢を生きたドンキホーテ。そんな部分も若い人には必要かもしれません。夢ばっかりでも困りますけどね。私のテープではこのあと『因島想春譜』が入ってます。こちらも映像が発掘されているので早いうちに放送してほしいですね。

『走れジョリィ』 (堀江美都子とベルギーの子どもたち、実写、1981. 2-3)
NHKのアニメーション「走れジョリィ」の主題歌です。エンディングテーマ『ふたりで半分こ』も8-9月の歌として放送されてました。「マルコポーロの冒険」や「未来少年コナン」や「スプーンおばさん」はエンディングだけ、「キャプテンフューチャー」や「ニルスの不思議な旅」はオープニングだけみんなのうたで放送されているのに、ジョリィだけは両方みんなのうた入りしました。ベルギーロケの効果なのでしょうか。海外でロケをした作品はこれが最初かもしれません。そういえば実写でベルギーの子供たちが歌い、実写のピレネー犬が戯れてましたね。遠い日の記憶が足からよみがえってきました。

こうして実写映像の数々を見ていると、最近だと思っていた1980年代が遠い昔になったことを思いしりますねえ…

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コメント

この時期の曲は、私でもほとんどテープに録音してましたので、馴染みの多い曲です。「早春賦」「夏は来ぬ」に続く三枝成彰(当時:成章)編曲日本童謡シリーズ第3作「紅葉」(因みに最終作は「花いちもんめ」)なんかは、映像にやたらと動物が出るのが意外でしたし(クモとハチなんて全然関係ないじゃないか)、「ヒュルルジンジンからっ風」も、レコード収録の元祖(1970年)と比べると、バラード調で物足りない気がしました。

しかしすごかったのは「かくれんぼ」で、寺内タケシが作曲し、寺内タケシとブルージーンズが演奏したという異色の作品であり、私や父(カーラジオで聞いた)も驚きました。ブルジンもこんな楽曲が出来るんですね。

また「のらねこ三度笠」には思い出があります。それは「みんなのうた」ではなく、かつてNHKで放送された公開バラエティ「愉快にオンステージ」の特番で、堺正章・山田邦子・木の実ナナ・南こうせつ・武田鉄矢と共に、週替りで司会を担当していた西田が、冒頭の「みんなのうたメドレー」でこの歌を生で歌ってました(因みに武田は1975年版「線路はつづくよどこまでも」!!)。西田たちが生で「みんなのうた」楽曲を歌ったのはとても珍しいものでした。もうこんな事は出来ないでしょう。

投稿: | 2012年4月11日 (水) 21時34分

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