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2012年4月11日 (水)

【再放送曲】『あくびのむこうにとびだそう』(1970年)

♪ 地球を飲んじゃいそうな
♪ でっかいあくび~~ぃ!

3月の発掘スペシャルで42年ぶりに再放送された『あくびのむこうにとびだそう』が4、5月の間、総合テレビ月木4:05-4:10とラジオ第二放送月木日9:05-9:10で再放送されています。発掘スペシャルでは古川タクさんの描く<あくび星人>やライオンやなまけものやフクロウ時計の造形に圧倒されてしまいました。今回テキストに楽譜が載ってるので見てみたところ、こちらにも沢山の「あくび表現」が散りばめられているんですよね。

イントロで二回出てくる<>(クレシェンドデクレシェンド)がふわ~とした普通のあくびなのでしょう。これが1番から3番にも二回ずつ出てきます。そして♪でっかいあくび~~ぃ!のところは、<・(クレシェンドスタッカート)になっています。ふわぁ~~と大きく口をあけてあっと止まる。これは大あくびの表現ですね。一方、♪地球を飲んじゃいそうな「そうな」には、ー・・(テヌートスタッカート)が付けられています。ふわぁ…と口を開きかけて飲み込んだ小あくびなのでしょうか。

和音進行はドミソ→レファラ→ソシレ→ドミソの基本形が3回繰り返されています。あえて変化をつけずに「退屈さ」を表現しているのかもしれません。毎日繰り返される授業にお説教。退屈で退屈でダンプもポストも駅ビルも飲み込むような大あくびをしてしまいます。

♪じっとしてるなんてもう飽きた。この部分で二声に分かれて少し変化が出てきます。あ、き、た、にはアクセントがつけられ、そしてあくびではないクレッシェンド!。♪あくびのむこうへ でドミソ→ミソ♯シレ→ラドミ→レファ♯ラド と大きく和音が動き、♪でかけよう でソシレ→ソシレファ→ドミソ と着地するのでした。

よく見ると短い中に技巧が詰め込まれた作品ですね。こうしたあくび表現の数々を西六郷少年少女合唱団のみなさんが巧みに、でも楽しくユーモラスにうたってらっしゃいます。映像ともども再びテレビで見られるようになって本当に良かったですね。

ちなみ5月3日に行われる西六郷少年少女合唱団の今年の定期演奏会のチケットが昨日届きました。去年の熱中スタジアムの収録でご一緒したみなさんも何名かいらっしゃるようでちょっとした同窓会みたいになりそうです。今から楽しみです。


『あくびのむこうにとびだそう』
作詞:近江靖子
作曲:横山菁児  
うた:西六郷少年少女合唱団
動画:古川タク
初回放送:1970年4-5月

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コメント

今更思い出したようにコメントしますね。
ソロを歌っている美声の持ち主は、るんるんが愛してやまない河本江利子さんです。
ご本人とはここ数年で何度かお会いして、当時のお話などを聞かせていただいています。
いつか機会がありましたら、くじょうさんもご一緒しましょうね。

投稿: るんるん | 2016年7月31日 (日) 12時00分

思い出して頂いて幸いです。発掘スペシャルも今は昔となりましたね。「あくび」はなかなかインパクトがありました。河本さんの歌声を直に聴ける機会があると嬉しいです。そろそろ新規発掘曲スペシャルの放送もあるといいですね!

投稿: くじょう | 2016年8月 1日 (月) 17時10分

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