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2012年4月28日 (土)

【今月のうた】『おしりの山はエベレスト』(2012年)

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♪ 世界の屋根はエベレスト~
♪ 歌声高く 山高く~

60年代のみんなのうたでは山のうたが沢山取り上げられていました。『夏の山』や『山こそわが家』、『シーハイル』に『キャンプ料理』‥‥。それが70年代の『いつかある日』を最後に山のうたが姿を消して幾星霜。今月、本当に久しぶりに山への挑戦者があらわれました。おしりかじり虫18世その人です。

♪ ラレロレライヒ~
♪ ロレラロライホ~

ヨーデルを歌いながら森の中をハイキングしていると見る間に、深い谷を丸木橋で渡り岸壁をよじ登り氷のアーチを乗り越え雪山を登攀していきます。なかなか本格的な登山でびっくりしました。前作では富士山頂に立ってましたから心得はあるのでしょう。甘いおしりにおおきなおしり。理想のおしりを求めてグングン登ります。そしてついに山頂に足跡を残しました。しかし‥‥

「そこにおしりはなかった‥」

なんなんでしょうね、このオチは。そう思いながらテキストの解説を見ると、これは高度成長期以来頂上を目指して登り続けてきた戦後日本のメタファー(暗喩)であるようです。バブル期に山頂に登りつめたもののそこで見たものはバブル崩壊と不良債権の山。「理想のおしり」はどこにもなく震災以降、身近な絆に回帰する時代を迎えているというわけです。

カバとカバとでかばい合い。おしりとおしりでお知り合い。こうしてみると前作は一足早い絆ソングであり、本作は坂の上の尻を目指すより、町のみんなとわきあいあい、ラレロレライヒと踊ることが震災後の世界では大事という震災ソングの一つであるようですね。

趣旨はよくわかります。それはそうとして、素直に山をめでる歌も復活してほしいなと思う今日この頃ではあります。

『おしりの山はエベレスト』
作詞:うるまでるび
作曲:松前公高
編曲:松前公高
うた:おしりかじり虫
動画:うるまでるび
初回放送:2012年4-5月

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