発掘スペシャルが終わって祭りのあとの寂しさを感じる今日この頃ですが、発掘曲の放送は終わりではありません。今月の再放送でも新たな発掘曲が紹介されています。
『うちのネコ ぼくのネコ』は作詞と映像を担当された小薗江(おぞのえ)さんが映像を保存されていた作品です。早朝の再放送を録画してさっき見てみましたけど、綺麗な映像が残っててびっくりしました。どことなく60年代風でなぜかしら「コメットさん」を思い出したりしましたね。
♪ うちのネコ ぼくのネコ
♪ おしゃれなネコ コネコ
いろんなネコの人形が可愛らしく動くドールアニメーションです。ペルシャネコ、三毛猫、どら猫。カード占いしたりタバコを吸ってみたり。 子猫がタバコを吸っちゃだめでしょうとか言われなかった時代なんですね。可愛いだけではなく、イタズラ好きでマイペースなネコの魅力が多面的に描かれています。
♪ コネコネコネコネコネコネコ
♪ コネコニャ~オ
早口言葉みたいなここのフレーズは聞き覚えあります。本放送では多分聞いてないので、おかあさんといっしょか何かでやってたのでしょうか。オリジナルバージョンではジュディ・オングさんが色んな声音を使い分けてニャーオ♪とうたってらっしゃいます。
小薗江さんは絵本作家でもいらっしゃいまして、みんなのうたでも沢山動画を担当されてます。発掘スペシャルVol.1で放送されてた『ツビレグ ツブレグ マーチ』(1970年)や水星社のテキストに絵が載ってた『クィクワイマニマニ』(1961年)など、独特の絵柄ですね。本作のネコたちも一筋縄ではいかない造形で、どてっとしたどら猫くんとか『クィクワイマニマニ』を思わせます。他方、みんなのうたでの作詞も二つあって一つは本作ですが、もう一つは『この広い野原いっぱい』(1974年)です。
こちらも発掘スペシャルVol.1で放送されてましたね。森山良子さんの名曲ですが、森山さんが銀座で買ってきたスケッチブックに載っていた詩に曲をつけた、というエピソードがあって(http://duarbo.air-nifty.com/songs/2007/05/post_9ea1.html)、もともと歌のために作詞されたものではないようです。それが小薗江さんの詩だったところ不思議な縁が感じられますね。『この広い野原いっぱい』が森山さんのデビューシングルとして発売されたのが1967年1月のことです。この曲がヒットしたことで、みんなのうた関係者に馴染みの深い小薗江さんに作詞が依頼されて出来上がったのが『うちのネコ ぼくのネコ』なのじゃないかなと想像しています。
独特のタッチのおしゃれな作品がこうして出来上がったようですね。4、5月の間、総合テレビで火曜、木曜の4:05〜4:10の時間帯に放送されてます。
『うちのネコ ぼくのネコ』
作詞:小薗江圭子
作曲:服部公一
うた:ジュディ・オング
動画:みわとしこ
人形:小薗江圭子
初回放送:1969年8-9月
最近のコメント