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2012年5月17日 (木)

最近のネット利用状況

12年度4月調査(男性286人、女性147人、計433人)のデータからネットの利用状況についてみていきましょう。パソコンを使ったインターネットの利用時間の平均は1日97分、携帯電話・スマートフォンを使ったインターネットの利用時間の平均は1日127分となっています。PCによるネット利用は去年から余り変わっていませんが(平均3分増)、携帯・スマホによる利用は28分増で、テレビの1日103分(去年から16分減)を抜いて1日の主要な活動になっています。

Photo

ネット利用の内訳はグラフのようになっています。PCと携帯とをあわせて質問した結果ですが、調べ物をする人が66%、動画を見る人が51%、ニュース、SNS、メールが46%、ツイッターが43%で、これらが主要な使い道となっているようです。去年からの変化を見ると、ツイッターが20ポイント増、メールが4ポイント増、音楽ダウンロードが8ポイント減、SNSが5ポイント減でツイッターの増加が目を引きます。

ツイッターは女性の利用が顕著で男性の利用率が31%であるのに対して女性の利用率は67%にのぼっています。去年の数字が男性19%、女性33%でしたから去年から女性優位のメディアだったのですが、そこから男性は12ポイント増に対し女性は34ポイント増で一段と男女の利用率に差がつきました。ツイッター利用率の20ポイント増は女性の利用率増が牽引しているといえるでしょう。

ちなみにSNSとメールも女性の利用率が高い項目です。SNSの減少はmixiなどからツイッターへのシフトによっておきたと解釈できます。メールが増えているのはちょっとわからないですね。

Pc

各項目の利用の有無とPCでのネット利用時間との相関係数を求めると上のようになります。PCネット利用時間と掲示板利用との相関が0.22、動画利用との相関が0.21で正の相関が見られます。これは掲示板の利用や動画の視聴をする人はパソコンによるネット利用時間が長い傾向があることを意味していますので、掲示板なり動画なりはパソコンのキーボードや大きな画面があった方が利用しやすいということなのでしょう。

動画の利用率は去年と比べてほとんど変化はなく頭打ちの傾向が見られます。パソコンによるネット利用の停滞とパラレルな現象なのでしょう。携帯やスマホでも動画は見られますが、通信速度や電池の持ちの関係なのでしょうか、そちらで見る人はあまりいなくてパソコンからの視聴に偏っているようです。パソコンで見るには家にいないといけませんから、これ以上は利用が増えないかもしれません。

メールやSNSの利用はPCによるネット利用時間と負の相関があります。メールやSNSをよく使う人(女性が多い)はパソコンではネットをあまり使わない傾向があるようです。彼女らはもっぱら携帯やスマホでメールやSNSを利用しているのでしょう。

Photo_2

利用項目と携帯・スマホによるネット利用時間との相関をとると図のようになります。予想通り、SNSとメール、そしてツイッター利用と高い正の相関が見られました。SNSやメールといった親密性を高めるネットサービスは携帯電話やスマートフォンによる場所を選ばない高頻度の利用と相性がいいようですね。そしてツイッターもこの範疇の親密性メディアとして女性に受容されつつあるのでしょう。

スマートフォンの普及によって、これらのサービスの利用者はまだ増えていく可能性があります。他方、ツイッター増加によってSNSが減少しているらしいことが示すように利用の飽和の兆しもみられます。今後もう少し増えて頭打ちになるのではないでしょうか。それに伴ってテレビ視聴の減少も減速するかもしれません。まあ、今後どんなネットサービスが出現するか分かりませんのでそれ次第という部分も大きいでしょう。

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