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2012年6月26日 (火)

【今月のうた】『moonfesta~ムーンフェスタ~』(2012年)

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♪ 満月の夜を待ちわびていた
♪ 鏡でダンスのお稽古してた

ドドレミ♭ファミ♭レド…アラビア音階風味のミ♭が異国情緒を醸しだしています。moonfestaは月のお祭り。月というと砂漠。砂漠というとアラビア。そんな連想ともピッタリですね。舞台は星の世界です。主人公は満月の夜の月祭りにはじめて参加を許された星の宮の姫。水のカーテンの向こうに垣間見える太陽の王子さまとダンスできる日も近づいてきました。鏡の前でのステップのチェックにも熱が入ります。

♪ 月のフェスタ ポルカの輪
♪ 廻るよ 閉じて繰り返す

ミについていた♭がとれて長調のメロディになりました。サーッと光りが差してきたようです。ドミソ→ファラドミ→レファラド→ソレファラド と和音進行も華やかですね。タンカタッタタンカタッタ…のリズムがお祭り気分を盛り上げます。でも、これはまだ想像の中。得意のステップに磨きをかけて当日を待ちましょう。

♪ 暗い森の中 輝く広場
♪ 祭りの焔は空まではぜる

いよいよ、月祭りの当日です。天までとどくかがり火に照らされて水のカーテンが開きました。太陽の王子さまの登場です。お姫さまといい王子さまといい、ほんとに精巧に作り込まれていますね。お姫さまの黄色のドレスが鮮やかなこと! 王子さまのシックな装いや宝石で飾られた帽子も格好いいし、二人が手を取って踊るユニコーンの舞台も念入りに作られています。一コマ一コマ人形を動かしてつくるドールアニメーションですから、二分半とはいえ想像を絶する手間暇がかけられていることでしょう。こうして命を吹き込まれたお姫さまと王子さまが羽根より軽い靴でかろやかに踊ります。

楽譜を見るとここまでがABABの繰り返しで、このあとCの展開部に入ります。「Cからの歌がこの曲の最大の見せ場」と解説されているのですが、放送ではこの展開部、全編カットされてるんですよね。

♪ 願い事ひとつ 月が沈むまで
♪ 口に出さなければ叶うはず…

満月が沈む夜明けまで、願い事を秘めていれば叶うはず。早く夜が明けて欲しい。でも、いつまでもこの魔法の夜のまま踊っていたい…。星の姫の揺れる思いが転調を繰り返すメロディに載せて奏でられる部分なのですが、残念ながら放送で聴くことはできません。ロングバージョンにする手はあったと思うのですけど、精密なドールアニメでロングバージョンはきついという判断だったのでしょうか。Cの展開部は「幻のみんなのうた」となってしまいました。

その代わり星の姫の願いは、美しい映像で表現されています。肩を寄せ子供を抱くカップルたち。広がり、閉じて繰り返す命の輪に自分も加わりたい。この人と…。 いいですねえ。これはこれで素敵な表現だと思います。ジーンとくるシーンですね。こうして天空の廻り舞台で二人は手を取って夜明けまで踊り続けるのでした。

『moonfesta~ムーンフェスタ~』
作詞:梶浦由記
作曲:梶浦由記
うた:Kalafina
編曲:梶浦由記
映像:大桃洋祐
美術:河野宏樹
初回放送:2012年6月

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