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2012年11月22日 (木)

アーティストマップ2012年版

2012

アーティストマップの2012年版を作ってみました。データは2012年7月に学生244人(男性132人、女性112人)に質問した音楽調査の結果を使っています。自由回答で名前が多く上がったアーティスト20組について、好きなアーティストに○、特に好きなアーティストに◎を複数回答でつけてもらいました。○を1点、◎を2点として主成分分析を行い、横軸を第1主成分、縦軸を第2主成分にとってプロットしてあります。

大きくみて、左上にMr.ChildrenやB'zといったロック系アーティスト、右下に西野カナや加藤ミリアといった女性ソロアーティスト、中間にSMAPやAKB48、嵐といったアイドル系アーティストが位置しています。主成分分析では好かれ方の似通ったアーティストが近い位置にプロットされますので、この図で近い位置にあるアーティスト同士は似たファン層を持ち、離れた位置にあるアーティスト同士は異なるファン層を持つことを意味しています。

大まかには納得できる配置ですが、SKE48がAKB48よりはロックグループに近い位置にあったり、ももいろクローバーZがサザンオールスターズと近かったりという点がやや意外ですね。今回「特に好き◎」と「好き○」を合計した割合が最も多かったのはMr.Children(計30%)でした。通常、一番人気のアーティストは幅広い層の支持をうけるため、マップの中央付近に位置することが多いのですが、Mr.Childrenはマップの左上端に位置しています。個人的はこれが一番意外でした。ロック支持層を結集して3割の支持を集めているようですね。Mr.Childrenの凄さともいえますし、中央に位置するアイドル系アーティストの弱さを示すともいえるでしょう。

人気の二~四番手はAKB48(計26%)、嵐(計23%)、EXILE(21%)です。いずれも中央のアイドル系ブロックに位置しています(EXILEをアイドルというのはやや抵抗がありますが)。Mr.Childrenとの差はわずかですので、アイドル系で支持が分散した結果、ミスチルが1位になっているともいえるでしょう。ちなみにいきものがかりとSMAPはともに18%で同率7位となっています。SMAPの人気はやや衰えていますが、まだまだ健在ですね。

人気の五番手はB'z(計19%)でミスチルとロック系の双璧をなしています。B'zと同率五番手に安室奈美恵、いきものがかりとSMAPと同率7位に西野カナが入りました。女性ソロアーティストのブロックには加藤ミリア(計14%、12位)、浜崎あゆみ(計11%、16位)も入っています。恋愛のせつなさを歌い上げて「ギャル演歌」とも呼ばれる楽曲を提供するアーティストたちが似たファン層を持っていても不思議ではないのですが、ここにKARA(計15%、11位)や少女時代(計12%、15位)といった韓流アーティストが位置するのは少し意外でした。女性の支持が厚いという点で共通しているのでしょうか。

アーティストマップをつくるのは3年ぶりで、AKB48の勃興過程を追うことができなかったのがやや心残りではありますが、現状ではSMAPと並んでしっかりマップ中央に位置を占めて確固たる地位を確立していることが分りました。始めからここにいたのか、それともどこかから移動してきたのか。きゃりーぱみゅぱみゅ(計10%、18位)が真ん中のブロックにいますので始めから真ん中にいたような気もしますし、マップ左端に位置するももいろクローバーZ(計11%、17位)のように、周辺域から中央に移動してきたような気もします。少なくともミスチルや安室奈美恵のような位置から移動してきたのではないような気はしますね。

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