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2013年3月 9日 (土)

【今月のうた】『ひらら恋胡蝶』ほか(2013年)

今月のうた

今月はショートバージョンが『ひらら恋胡蝶』と『泣き虫ピエロ』、ロングバージョンが『夢待列車』の3曲です。 『ひらら恋胡蝶』は日本情緒あふれるいい曲ですね。ミーレーミーソーレーミラー レーソミレードレミー♪ という平明なメロディに、CM7→Dm7(9)→G7(13)→CM7というきらめきのある和音をつけて、春の輝きを演出しています。梅の花もようやく満開になって、この歌の季節になってきました。

池田綾子さんの歌声は毎度ながら「みんなのうた」にぴったりだなあと聞き惚れていたのですが、今回は作詞作曲は池田さんではないのですね。渡辺さんは去年の『しあわせの時計』や2008年の『アロハえだまめ』の他、Jpopにも幅広く詞を提供されている作詞家さんです。はじめ聞いたときは梅の花に蝶が舞う情景描写の曲かと思ったのですが、よく聞くと蝶が舞うのは桜が咲く頃で梅と蝶とはすれ違いの運命なのでした。うららかな情景に一抹の寂しさをたたえた作品です。

寂しいといえば『泣き虫ピエロ』もいかにも寂しそうなタイトルです。だいたいピエロと聞くだけで『ピエロのトランペット』の物悲しいメロディや『火星のサーカス団』でピエロが流す望郷の涙が思い出されます。それが『泣き虫ピエロ』と来た日には…。

  ♪ 夢をなくした 流れ者
 ♪ 窓に降る雪 青ガラス

ミミーレーミファーファミー ミラーソーソミー♪ とやはり物悲しい短調のメロディです。動画のピエロもひたすら涙を流しています。太陽も月も星もどこか空々しい表情を見せていますし…。ちらちら降る雪を一つ二つと数えているうちに、それでもいつか明日がやってくるような予感を見せて曲は終わります。ほんの少しの明るさも悲しみがあるからこそ際立つかのようですね。

春というのは別れの季節でもあります。『夢待列車』は2,3月のクール恒例の卒業ソングなのでしょう。銀河鉄道のような夢待列車に乗って旅する僕たち。いつかサヨナラするときが来ることがわかっていても、出会い、笑い、信じあう…

 ♪ 夢待ち駅へ 夢叶う場所へ
 ♪ 向かう列車にゆられながら

ここのメロディは好きですね。不安と希望の入り混じりつつ高まる気持ちが感じられます。この先、どんな明日を描き、どんな景色が待っているのか。しっかり握った手を離し、別々の列車に乗って笑顔で旅立つ二人の前途に幸あれと祈らずにはいられません。

震災から2年目の春。去年ほど直接的ではありませんが、それでもはっきりしたメッセージの感じられるラインナップですね。

『ひらら恋胡蝶』
作詞:渡辺なつみ
作曲:浜圭介
うた:池田綾子
編曲:田上陽一
動画:本間由樹子、小澤雅夫

『泣き虫ピエロ』
作詞:佐々木寿信
作曲:中川俊郎
うた:斉藤陽子
編曲:中川俊郎、佐藤彰信
動画:葛西薫・森野和馬

『夢待列車』
作詞:川村結花
作曲:川村結花
うた:城南海
編曲:沢田完
動画:胡 ゆぇんゆぇん

いずれも初回放送:2013年2-3月

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