対応分析を覚えた
最近、ようやく対応分析が出来るようになってきました。コレスポンディング分析、略してコレポンともいいますが、行数や列数の多いクロス表の情報を縮約するのに便利です。ただ、SPSSのベースには入ってないようなので、フリーの統計分析ソフトRでできる方法を模索してました。
基本は x にクロス表行列を入力して
library(MASS)
x.ca <- corresp(x,nf=2)
biplot(x.ca)
を実行すれば、次のようなグラフを出力してくれます。(データは内閣府の「国民生活に関する世論調査」2012年版、日ごろの悩み)
ただ、Rの場合、データの入力が結構面倒で早くできる方法を探していたところ
x <- read.table("clipboard",header=TRUE)>
をコンソール画面に貼り付けてから、エクセル上のクロス表をコピーして、それからリターンキーを押せばよいことが判明しました。
あとbiplotで作図したものは文字が重なって見にくかったりしますので、
x.ca$cscore
x.ca$rscore
のコマンドで成分を出力してからエクセルで散布図をつくると、もうすこし見やすい図がつくれることもわかりました。
日常生活の悩みは、性別による違いよりも年代による違いが大きく、若年層では自分の生活、高年層では自分の健康が主な心配事項であるのにたいし、中年層では家族や仕事など幅広いことがらが悩みの対象となっていることが伺われる分析結果となっています。面白い分析方法なので、また使っていきましょう
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