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2013年8月23日 (金)

【再放送曲】 『木曽路はきょうも』(1972年)

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今月の音声発掘曲の再放送は『木曽路はきょうも』です。10才のときの作品なので聴いたことがあるはずですが、残念ながら記憶にはありません。

♪ 遠い昔をそのままに
♪ 木曽路はきょうも山の中

楽譜を見た時には、静かな曲なのかと思ってました。ところが放送を聴くと弾むような楽しいイントロでちょっとビックリです。『草競馬』でも始まったのかと思いました。木曽馬をイメージしてるんでしょうか。

出だしの歌詞は聞き覚えのある言い回しになっています。「木曽路はすべて山の中である」。そう、島崎藤村の『夜明け前』の書き出しが下敷きになってるんですね。幕末の中山道。深い山中を行き交う人々の姿が思い浮かびます。雨にけぶる宿場町を一人歩けば、当時にタイムスリップしたような気分になってきます。

25年ぐらい前でしょうか、木曽旅情庵ユースホステルを訪れたときも雨が降ってました。木曽福島駅からバスで終点まで。さらに山手の方に歩いていくのですが、他に歩いてる人もなし。心細かったのを思い出しますね。

♪ 梢はるかに緑を重ね
♪ 木曽路はきょうも木の香り

翌日は藪原駅で列車を降りて鳥居峠を歩いてみました。昔は中山道の難所と言われたところですが、天気も良くて気持ちの良いハイキングになりました。木曽と言えばヒノキ、アスナロ、コウヤマキ。幕府の禁令に守られた銘木の産地でもあります。木の香りに包まれて陽射しこぼれる峠を越えると奈良井の宿。朝顔の花が揺れる宿場町を歩くとほっこりした気分になりました。旅の憂いも晴れますね。

♪ あれは幻 筏の唄よ
♪ ふかれふかれてまた一人

木曽の木材は筏に組まれて海へと下り、江戸へと運ばれていきました。木場や新木場あたり、木曽からやってきた材木も貯木されてたことでしょうね。旅の思いは様々に広がっていきます。

うたは森山良子さんですが、みんなのうたではこの作品が初出になります。74年の『この広い野原いっぱい』が印象的ですけど、この作品でも伸びのある声で木曽路の自然と歴史を歌いあげています。発掘されて何よりでした。ちなみに森山さんが78年に歌った『だれもいそがない村』は<映像発掘!>になってました。こちらも是非みてみたいです!


『木曽路はきょうも』
作詞:伊藤海彦
作曲:川口真
うた:森山良子
映像:実写

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コメント

お国めぐりシリーズは、どの曲も印象に残っています。
もちろんこの曲も。
森山さんの素敵な歌声が昨日の事のように耳に聞こえてきます。
フォーク調のしっとりした曲が高校生だった自分にはとても魅力的だったのです。

投稿: るんるん | 2013年8月29日 (木) 20時20分

木曽というと ♪き〜そ〜の〜な〜〜なかのりさ〜ん〜 というこぶしの効いた「木曽節」のイメージが思い浮かぶところですが、フォーク調のイントロに乗せた爽やかな歌声が始まってとても新鮮でした。そういえばピーナッツが歌ってた「木曽節」もモダンな編曲で楽しかったですね♪

投稿: くじょう | 2013年9月 1日 (日) 08時29分

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