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2014年4月27日 (日)

【軍師官兵衛】第16回 「上月城の守り」

播磨を舞台に毛利対織田の直接対決が始まり、そろそろ官兵衛の活躍が見られる場面になってきました。

姫路からみてほぼ真東にあたる三木城の別所氏が毛利方についたのは由々しき事態で、姫路の秀吉軍は東西から挟撃されることになりました。もちろん、三木城も織田本隊と秀吉軍に東西から挟撃される位置にあるわけで毛利方につくリスクは大きいわけですが、それだけに官兵衛も半兵衛も別所離反のリスクを低く見積もっていたのでしょう。

しかし、いざ裏切られてみると姫路は孤立し他の播磨勢も一気に毛利方に寝返ることになりました。見事な安国寺恵瓊の調略だったといえるでしょう。織田本隊は当然三木城の奪回に動くでしょうが、三木城で織田軍を足止めしている間に姫路を攻略するのが毛利方の基本戦略になります。

その意味で一気に5万とされる軍勢を毛利方が動員して短期決戦を図ったのは理にかなった戦略といえるでしょう。多分毛利方もずいぶん無理をして動員しているのでしょうけど、兵力の逐次投入をして長引くよりは損害が少なそうです。

対する姫路側の戦略は「時間稼ぎ」ということになるでしょうか。織田の本隊が三木城を落として合流すれば勝負になります。毛利方も5万の軍勢を養い続けるのは難しいでしょうから、持久戦になると分が悪そうです。

そこで官兵衛の打った手は姫路北方の要害の地、書写山への移動でした。6kmほど離れた標高371mの山ですが、石田三成は3日で移動できると豪語して実際にやってのけたようです。この辺の能力は高いのでしょうね。

もう一つの手が尼子の残党が籠る上月城へのテコ入れです。周りの播磨勢が毛利に寝返ったなか、尼子の残党が毛利につく訳にはいきませんので織田方にとどまっていました。ここを前進拠点に毛利本隊を足止めして時間を稼ぐ作戦と解釈できます。偽りの投降で毛利方に打撃を与え、持久戦に持ち込んだのは作戦成功といえるでしょう。

ただ高々700人の尼子勢ではそう長い間持久できるものではありません。兵糧攻めにあって落城も時間の問題です。秀吉は上月城への援軍を信長に直訴しますが、信長は三木城攻略を優先します。三木城を落として姫路の背後を固めれば毛利の戦略は頓挫する。上月城はその時間を稼ぐための捨て石とする。信長の作戦にも一理ありますが、官兵衛は何とか上月城をも救おうとします。宇喜多直家あたりに毛利本隊の後ろを突かせられれば可能な気もしますが、果たしてどうなるのでしょうか?

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