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2014年7月 2日 (水)

【軍師官兵衛】第26回 「長政初陣」

松寿丸は元服して黒田長政になりました。母親が弟を身籠っている間の出来事なので、ほとんど時間はたってないのですが、利発そうな松寿丸の面影はすっかり消えて、同年代に先を越されてイライラする自意識過剰な若者になってしまっていました。

なんだかなあという気がしますが、これからの成長を描くためには松寿くんでは賢すぎるので、元服を機会にちょっと愚かになってもらった方がよいということなのでしょう。

初陣の舞台となる毛利攻めに2万、同時期の武田攻めに5万の兵力を織田方は動員しています。長篠の戦いの描写もすっかりありませんでしたが、鉄砲を装備して火力も十分だったことでしょう。5千の毛利軍が攻めてきて天地がひっくり返るほど動揺していたころとはえらい違いです。

そんな中での初陣ですが、戦場で生きるか死ぬかの命のやり取りをする点では兵力の少なかったころと何ら変わることはありません。うろたえまくり失態だらけなのが実態なのでしょう。イノシシかと父に叱られつつも長政もよくやりました。お疲れさまです。

戦いを目前に控えた毛利方と2回に渡る話し合いが行われました。高松城城主清水宗治との話し合いは官兵衛側からの調略という形で行われました。宗治は全く応じなかったものの周囲の城はいくつか応じてまずまずの成果でしょうか。

安国寺恵瓊との話し合いは毛利方からの申し出で実現しています。「道は一つではない」。和戦両用の構えが大事です。毛利方からの条件は織田ではなく秀吉との和睦でした。これは織田を裏切ることになるので官兵衛が拒否。織田方の条件は毛利が帰順すれば防長二州に備中備後の4ヵ国を安堵するというもの。現在10ヶ国を保有する毛利方がこれも拒否。話し合いは結局不調に終わります。

でもこの話し合いが本能寺の変直後の秀吉と毛利の和睦の伏線になるんでしょうね。信長亡き後なら毛利との和睦は裏切りになりませんし、秀吉が4ヵ国にもう少し色をつければ毛利方も満足でしょう。武田攻め後の信長の措置に不満を持つ光秀と朝廷の描写が次回の展開を暗示していますね。「敵は本能寺にあり!」。すっかりお馴染みになった江口信長や小朝光秀ともお別れです。

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