« ストリートオルガン | トップページ | 地震波トモグラフィー »

2014年9月20日 (土)

【軍師官兵衛】第37回 「城井谷の悲劇」

長政の軍勢は案の定、城井谷で宇都宮勢の待ち伏せに会い大損害を蒙ってしまいました。長政自身は何とか脱出できましたが、犠牲者を沢山出してしまいました。のみならず、黒田勢の敗北を見た豊後の地侍たちが続々と宇都宮に加勢します。

こういうのが厄介ですよね。勝敗は兵家の常、何事にも失敗は付き物ですが、調整ゲームの不安定均衡点付近でどちらの安定均衡に転ぶか分からないときに、ちょっとした失策をしますと雪崩をうって大きく結果が変わってしまうことがあります。

この苦境にあって官兵衛は長政に打開策を考えさせます。失策の責任を取らさせるとともに、ビハインドを跳ね返す力を養い自信を付けさせるためでもあったでしょうか。

小早川隆景と安国寺恵瓊の助成を仰いだおりに、長政は自らのプランを披露します。

「城井谷の出口に付け城を築いて補給を断ちます」


大平城を兵糧攻めにするとともに地侍達との連絡を断ち各個撃破していく。的確な作戦ですね。さすがです。惜しむらくは、城井谷の失敗によって豊前平定に時間がかかり秀吉の介入を招いたこと。大陸侵攻を見据えて官兵衛に豊前を任せたのにこんなに手間取りおって…。という訳で秀吉に「今年中に平定せよ」と日限を切られてしまいました。

無理に攻めると犠牲が大きいとみた官兵衛は安国寺恵瓊に頼んで宇都宮鎮房と和議を結びます。臣下に召し抱える条件で宇都宮にしてみれば不満ではありますがまあしょうがないですね。これで一件落着に見えますが秀吉はこの処置にも不満でした。宇都宮を討てと命令します。

この辺はトップが現場に介入しすぎだなあと感じますね。何とか現地でうまく収めているのにそれをひっくり返すと、結局事態収拾に手間取って自分に跳ね返ってくるおそれがあります。長政が城井谷のリベンジを兼ねて鎮房を謀殺するところまではうまくいきましたが、その後豊前は収まるのでしょうか。

|

« ストリートオルガン | トップページ | 地震波トモグラフィー »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121873/60347251

この記事へのトラックバック一覧です: 【軍師官兵衛】第37回 「城井谷の悲劇」:

« ストリートオルガン | トップページ | 地震波トモグラフィー »