« 音読アプリ | トップページ | 夏富士 »

2014年9月24日 (水)

【軍師官兵衛】第38回 「追い込まれる軍師」

宇都宮鎮房の謀殺は豊前の地侍の反感をそれほど招かなかったようです。謀反の疑いありとか何とか理由を理由をつけるのかとも思っていたのですけどね。特に小細工はなしで「太閤殿下の命により誅殺」で通ってしまったようですね。

この辺、ちょっとミルグラムの服従実験を思わせる展開ではあります。白衣の実験者の指示で実験参加者が致死レベルの(と思わされた)電撃をサクラに与えたという実験ですが、命令されると結構ひどいことを人間はしてしまうことがあるということを示しています。

太閤殿下の命令なので仕方ない。その命令が理不尽なものであっても、そう思ってしまう雰囲気が上下を問わずに存在していたということかもしれません。それも、ある程度の協力の利益(この場合は服従の利益)があってのことだろうとは思いますが、いずれにしても思うがままに人が従ってくれるという感覚は秀吉に神になったごとくの万能感を与えたようですね。

この万能感が大陸侵攻に秀吉を駆り立てる一因になったことと思われますが、朝鮮や明に秀吉に従う服従の利益があるかというと疑問が残るでしょう。やっと戦が終わろうとしているのに、また際限ない戦いを始めようとするのか。まなじりを決して秀吉に迫る官兵衛の存在は秀吉にとって煙たいものであったに違いありません。官兵衛の肩をもつ千利休も同じことだったでしょう。

|

« 音読アプリ | トップページ | 夏富士 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121873/60369246

この記事へのトラックバック一覧です: 【軍師官兵衛】第38回 「追い込まれる軍師」:

« 音読アプリ | トップページ | 夏富士 »