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2014年10月 2日 (木)

【今月のうた】『山鹿のピアノ』(2014年)

童話のようなタイトルですが、熊本県山鹿市で大正時代につくられた実在のピアノのお話です。こちらのブログに概要が紹介されています(「あのピアノの正体は、、、山鹿に残る最後の一台だった!」「木村ピアノ 熊本旅行三日目のはじまり」)

♪ 100年生きてる 山鹿のピアノ
♪ 異国のピアノに 憧れた大工さん


大正13年、スタインウェイピアノの音色に魅せられた木村末雄さん、正雄さん兄弟が自分たちでもピアノを作ろうと思いたちました。弦やらハンマーやら部品をすべて手作りで作り上げられた61鍵のミニピアノが「山鹿のピアノ」です。すごい話ですね。今だったらピアノが欲しいと思っても手作りするなんて考えられません。木村名人と画面中の絵本に書かれてますが、木工以外にも精通した腕利きの職人さんだったんでしょうね。

♪ リアカー乗せられ 山鹿のピアノ
♪ 昨日はお祭り 明日は運動会

リアカーであちこちに貸し出されたのも史実のようですね。移動のときについた傷があちこちに残っているそうです。朝ドラ風の映像がいろんな時代を生きてきたピアノと暖かい音色を奏でてきた人たちの姿によくマッチしています。そして、ピアノがしまいこまれた戦争の日々…。10数台作られたピアノのうち生き残ったのは1台だけだったようです。

1990年には生き残ったピアノのルーツを探る番組がRKK熊本放送で制作されました。前田武彦さんがインタビュアを務めたという番組、見てみたいですね。2009年には部品をつなぐ接着剤も寿命となりハンマーで弦を叩くこともできなくなっていました。今は…もう…動かない…そのピアノを蘇らせたのがピアノハープ社の職人さんです。2010年に復活した木村ピアノが今回みんなのうたの登場したということになりますね。

こういう実話ベースの作品がみんなのうたで取り上げられるのも珍しいです。朝ドラのような、映像の二十世紀のようなエピソードがあって初めて誕生した稀有な作品といえるでしょう。


『山鹿のピアノ』
作詞:遊なおこ
作曲:樋口了一
うた:エンドレスライス
画:大代寅次郎
映像:アズ クリエーション
初回放送:2014年10月

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