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2014年12月 1日 (月)

【今月のうた】『ぎんなん楽団カルテット』他 (2014年)

今月のうたも今日で終わりですね。『山鹿のピアノ』を書いてから、『ぎんなん』や『おつきさま』について書こうと思ってるうち、またまたあっという間に二ヶ月たってしまいました。早すぎますね。

10、11月のこの時期にイチョウは付きものなのですが、『紅葉』はあってもイチョウを扱った曲はなかったように感じます。もみじに比べるとやや地味なためでしょうか。それともぎんなんの臭いのためでしょうか。中生代の裸子植物全盛期からたくましく生き残るイチョウの歌ができたのは喜ばしいです。

曲調はイチョウらしくレトロな雰囲気。昭和初期の歌謡楽団みたいな感じですね。アコーディオンの響きが懐かしいです。「カルテット」「タブレット」「ファルセット」といった軽妙な言葉遊びもたっぱり。ちなみにタブレットには石板の他に錠剤とか一片とかいう意味もあって、薄皮をかぶった大人の味の錠剤といった意味合いで使われているようです。

炒って塩をかけるか茶碗蒸しに入れるか。妙なえぐみがあって子どもの頃は苦手だったんですけどね。だんだん美味しく感じるようになってきました。でも、この曲を見てぎんなん食べてみたいと思った子どもが美味しいと感じるかは保証の限りではありません。ぎんなんもすぐに掃除されて落ちてることも少なくなりました。ぎんなんを踏み踏み学校に通った経験のある大人の歌と言えそうです。

『おつきさまのうた』は繊細なギターがボサノバの調べを奏でるおしゃれで優しい作品です。月をテーマにした作品には『月のワルツ』や『アスタルエゴ』、はたまた『空にはお月さま』、『キャベツUFO』のように異世界に引き込まれるような名作がたくさんあります。

この作品はそういう尖ったところはなく、おつきさまが奏でる優しい子守唄になっています。おつきさまの光につつまれて朝まで眠る花や雲や小鳥や子猫たち。絵柄もパステル調の色合いもホッとできますね。

♪おつきさまの〜ひかり〜が〜

で一瞬用いられるテンションコードが、月光の秘めた力を暗示しますが、それもみなを見守る力として作用しているのでした。


『ぎんなん楽団カルテット』
作詞:中村寛
作曲:中村寛
うた:高橋克実とチャラン・ポ・ランタン
編曲:チャラン・ポ・ランタンと愉快なカンカンバルカン
映像:moogabooga

『おつきさまのうた』
作詞:なかじまかおり
作曲:中村善郎
うた:Sinon
映像:アダチマサヒコ

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