【軍師官兵衛】第48回 「天下動乱」
三成に人質に取られかけた奥方と栄姫を必死で逃がす善助と太兵衛。九州で挙兵の準備を進める九郎右衛門。そして如水の策を当てて見せる3家臣。官兵衛紀行でも紹介されて、今回は家臣たちをねぎらう回だったといえるでしょうか。
姫路城に黒田24騎の説明がありましたが、なかなか実感はわかないものです。今回のドラマで少なくとも栗山善助、母里太兵衛、井上九郎右衛門の人については深く印象に残りました。
如水のプランは中津で挙兵して九州を制圧。毛利主力が留守の中国地方を抑えて出身地播磨でさらに兵を集め、家康か三成か勝った方に戦いを挑むというものだったようですね。京都で敗れた足利尊氏が九州で兵を募り、再び大挙東上した故事を参考にしているのかもしれません。
尊氏のときは後醍醐天皇の建武政府に不満を持つ御家人たちが九州にもたくさんいて、彼らを糾合できたわけですが、今回は家康なり三成なりに不満を持つ人がどの程度いたのか定かではありません。秀吉の統治に不満をもつ層が一定程度いて、成果のなかった朝鮮出兵にも不服であったろうことは予想ができますので、うまく旗印を掲げることができるかが課題となりそうです。
それ以前に大友家再興の旗印を掲げる義統が、三成に領国支配を約束されて豊後に上陸してきました。うまく対応できるかが当面の課題になりますね。
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