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2015年10月 1日 (木)

【再放送曲】『こうして踊ろうよ(「ヘンゼルとグレーテル」から)』(1966年)

♪ あしぶみ トントントン
♪ その手を パンパンパン


軽快なリズムとともに「こうして踊ろうよ」と呼び掛けているのが、今月のもう一つの発掘曲です。これまた綺麗な映像が残っていましたね。1966年の作品なのにびっくりです。多分放送当時のフィルムが発見されたのでしょう。こういう例があると、他の作品もみつからないか期待してしまいますね。

♪ でもむつかしい
♪ ちょっと はずかしい


短調のメロディになって伏し目がちに登場する男の子がヘンゼルでしょうか。「ヘンゼルとグレーテル」って森で迷ってお菓子の家に住む魔女に食べられそうになりながら、魔女の隙をついて退治する話だったと思うのですが、どこで踊りのシーンがあったんでしょうね。

その辺に疑問があったのですが、作曲者のエンゲルベルト・フンパーディンクについて調べてみて解決しました。フンパーディンクは19世紀から20世紀初頭にかけて活躍したドイツの作曲家で、「ヘンゼルとグレーテル」というオペラが代表作なんですね。このオペラは日本語にも訳されてますので初めから聴いてみたところ、ありましたありました。第1幕の中頃、ヘンゼルとグレーテルが母親に頼まれた仕事に飽きて遊び始めるシーンです

「こんな仕事いいや、踊ろうよ!」

おやおやヘンゼルくん、ずいぶん積極的ですね。このあと踊っている所を母親に見つかり、森に追い出されるのですが、いかにも内気でダンスとか苦手そうなヘンゼルくんの姿は竹田人形座さんの創作であるようです。

この人形たち、実に表情豊かな動きを見せてくれていますね。人形を操るワイアがピンと張っていないのが興味深いです。あれぐらい余裕があった方が微妙な動きを表現しやすいのでしょうか。弦楽器たちが自分で弦を弾いているところが可愛らしいです。最後お姫様(グレーテル?)がクルクル回っているシーンでは、糸が絡まないか心配になりますが見事に踊りきっています。どんな技が使われているのでしょう。

竹田人形座はNHKの人形劇「空中都市008」(1969年)や「銀河少年隊」(1964年)も担当されています。「空中都市008」はうっすらと記憶に残ってますね。大阪万博前夜の未来への憧れが感じられる作品でした。「銀河少年隊」は全然覚えてません。竹田人形座の人形たちには長野県飯田市の竹田扇之助記念国際糸操り人形館でおめにかかれるようです。ヘンゼルくんや大原一家にも会えるでしょうか。

『こうして踊ろうよ(「ヘンゼルとグレーテル」から)』
訳詞:阪田寛夫
作曲:E.フンパーディンク
うた:東京放送児童合唱団
編曲:小林秀雄
映像:糸操り人形(竹田人形座)
初回放送:1966年12、1月

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コメント

あれあれ、フンパーディンクって有名なポピュラー歌手の事だとばかり思ってました。
同姓同名だったか!
早とちりでした。(#^.^#)
落ち着いて考えれば「ヘンゼルとグレーテル」を作曲するわけないですよね。

投稿: るんるん | 2015年10月16日 (金) 18時09分

そうなんですよね。同じ名前で紛らわしいと思ったら

>芸名はドイツの作曲家エンゲルベルト・フンパーディンクに由来する。

とウィキペディアに書いてありました。二代目フンパーディンクは初代フンパーディンクのファンだったのかもしれません。三代目もどこかにいらっしゃるかも‥

投稿: くじょう | 2015年10月22日 (木) 11時04分

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