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2017年7月26日 (水)

【再放送曲】『雨のちスペシャル』(1997年)



13年ぶりに再放送してますね。初回放送からは20年になります。早いものですね。ロングバージョンが始まった年、自分が東京に来た年、に放送していました。再放送は98年、01年、04年、17年の4回でいずれも6-7月です。梅雨の曲なので初回放送もてっきり6-7月かと思っていたのですが、初回は10-11月なんですよね。制作が難航していたという話がありますので(http://10caratlove.blog.fc2.com/blog-entry-64.html)、6-7月放送予定だったものが10-11月にずれこんだのかもしれません。

♪ “ぜったいに 晴れるって" 天気予報
♪ ひとり とっておき おまじない


アンニュイなイントロの旋律。メジャーセブンスとマイナーナインスの交互するピア伴が雨だれの調べを奏でています。大井文雄さんのCG動画が描くコーヒーカップのさざ波やニュートンの揺りかごのカチカチとした動きも雨を暗示しています。鏡の中に映し出された外の実写風景もやっぱり雨…。晴れるはずの休日だったのに…。ありがちですが残念な週末ですね。

♪ “ま いっか" 青空を あきらめて
♪ あくびして のびして のんびり


でも、降ってるものは仕方ありません。雨にしかできないお楽しみを探しにいきましょう。街も草木も雨に洗われてリフレッシュしています。カラフルな傘の花も綺麗ですね。

このパラグラフの♪ なみだ、怖がらずに…という歌詞からは、人生の苦難に立ち向かうニュアンスも感じられます。英語の rainy day は「まさかのとき」という意味があります。物事が順調に進んでいたはずなのに、まさかこんなことになろうとは…。そんなときにこう言えるといいですね。

♪ 雨の中 出かけてみよう!

ここから間奏にかけて、リズムも伴奏も盛り上がって気分が浮き浮きしてきます。ここの部分は好きですね。実写の映像も次々切り替わって高揚感があります。待っているだけじゃつかめないものが見つかったでしょうか。

間奏が終わってまた部屋の中のCGに戻ります。この作品は基本的に外の風景=心象風景が実写映像で、部屋の中の風景=現実がCGで表現されているのが面白いですね。逆になりそうな所を、この構成にしたのは大井さんの卓見といえるでしょう。

♪ 晴れたら 靴をはきかえよう
♪ 電車に乗って ゆられてみよう


雨を受け入れて、元気を取り戻すことで晴れのイメージがより鮮明になってきます。調性も半音上がって♭一つのFdurから♯六つのF#durになり音の響きも、それから今回楽譜を見て気づいたのですが、楽譜の見た目もキラキラ感が増してきます。

このコーダの部分では地平線から水平線、さらには宇宙まで一気に視界が広がり、海賊からお宝を奪ったり宇宙船で水着着たりと縦横に想像力の翼が広がっていくのが爽快ですね。ロングバージョンながら長さを感じさせない、雨の日にスペシャルな楽しみを与えてくれる作品です。

『雨のちスペシャル』
作詞:國府田マリ子
作曲:松原みき
うた:國府田マリ子
編曲:西脇辰弥
映像:大井文雄(プラス実写)
初回放送:1997年10-11月

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