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2018年3月27日 (火)

【再放送曲】『因島想春譜』(1981年)



こちらは1981年の放送以来、37年ぶりの再放送になります。映像付きの再放送はありがたいですね。しまなみ海道に行きたいと思ってた矢先なので、何か奇遇です。

♪ 岬に白い灯台
♪ 布刈の瀬戸 行きかう船
♪ 移り行く時の流れに
♪ 忘れかけた異人館


因島の風景が次々に歌われていきます。布刈(めかり)瀬戸は向島との間の幅800mほどの海峡で、一日400艘ほどの大型船が行きかう交通の要衝です。発掘映像冒頭の白い灯台は大浜崎灯台で、長年航行の安全を守ってきました。

灯台左手に映るオシャレな白い建物は教会か何かかと思いましたが、船舶通航潮流信号所だったところなんですね。潮流の速い来島海峡の迂回路として今より通航量が多かったころに、事故防止のため潮流や他の船舶の航行状況を知らせる信号所の役割を果たしていたそうです。船舶の性能向上で1954年に業務を終了して1986年から大浜埼灯台資料館になってるといいますから、映像当時は閉鎖されていた時期ということになるでしょう。それにしてはオシャレな建物でリゾート施設みたいです。ちなみに灯台資料館には現在も予約しないと入れないようですのでお気を付けください。

今は大浜埼灯台の向こうには因島大橋がかかっているのが見えます。因島大橋の開業は1983年なので、映像では因島大橋は映っていません。1981年工事開始と言いますから、工事現場が映ってるかもと思って見直しましたがその形跡もないですね。工事開始前の撮影なのかもしれません。「しまなみ海道」が出来る前の貴重な映像と言えるでしょう。

異人館は検索してみたのですが、どこにあるのかよくわかりません。白滝山の近くで撮影したという写真がヒットしたので、Googleマップで白滝山付近を探してみると「旧宣教師ファーナム邸」という建物が見つかりました。画像検索してみるとまさしくこれです。「異人館」とは通常は呼ばないようですね。

1931年に建てられたアメリカ人宣教師ファーナムの居宅で、当時の動画もウィキペディアに上がってました。今はなんと白滝山荘というペンションになっています。1987年開業で、戦後いっとき日立造船のゲストハウスになった後は荒れてたそうですので、映像当時は本当に忘れかけられた存在だったのでしょう。

♪ 都会で暮らして 三度目の春
♪ くり返し読む ふるさとの便り


1番はまだ冬で、コートの襟を立てて都会の冬をしのいでいましたが、2番は春が巡ってきました。ふるさとからの便りに、また頑張る気持ちが湧いてきます。懐かしい瀬戸内の夕暮れ空に思いを馳せながら、新しい歩みを進めていくのでしょう。

ちなみに最後の夕暮れの風景は『シンドバッドの船』のラストシーンと同じ場所が映っています。太陽の位置が微妙に違うので同じカットではないのですが、地元では有名な展望スポットなのでしょうね。今度、しまなみ海道に行ったおりに探してみたいなと思います。

『因島想春譜』
作詞:UFO
作曲:UFO
うた:UFO
編曲:福田和禾子
映像:実写
初回放送:1981年2月〜3月

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