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2020年2月 2日 (日)

麒麟がくる 第2回 「道三の罠」

ストーリーとしては来襲した織田信秀の大軍を斎藤道三が計略を用いて撃退し、戦勝祝いに来た美濃国守護土岐頼純を毒殺するというシンプルな内容でした。これだけのお話を大規模なセットと大勢のエキストラを使って、接写を駆使した映画かと思うような力の入った描き方をするあたりが今年の特徴みたいですね。なかなか見応えがありました。「真田丸」だったら合戦シーンはもっとあっさりしてるか、下手したらナレーションだけで終わってたかもしれません。

後半の道三と頼純の緊迫した対決シーンも見応えがあったのですが、この「土岐頼純」という人を知らなかったのでちょっと調べてみたところ、よく分からない人物だということが分かりました。まず日本大百科全書や世界大百科事典の「土岐氏」の項にはこの名前は出てきません。日本大百科全書の「斎藤道三」の項をみると俗説としての道三の国取り物語と、これを実際には父子二代にわたる事績とする解説が紹介されています。

この後段の解説中に「道三は長井氏惣領を討ち、35~36年、時の守護土岐二郎(実名未詳)を追放して頼芸を守護とする。」という部分があります。多分、この実名未詳の「土岐二郎」が本作では「土岐頼純」として描かれているのでしょう。

ちなみに前半の「俗説」の紹介の中では「兄政頼(まさより)との守護職相続争いに敗れて失意の土岐頼芸(ときよりのり)に近づき、政頼を追って頼芸を守護とし」とあるので俗説では道三に追われた美濃守護は「土岐政頼」となっているようです。いずれも「追われた」だけで毒殺とは書かれていません。毒殺された可能性ももちろんあると思いますが、さしあたりはこの辺の描写も本作での創作ということなのでしょうね。ちょっと実際の守護の行動としては無防備過ぎるように感じました。

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