ピークアウト?

国内累積感染者数の14日間の伸びについて、推移を示すグラフをつくってみました。感染が確認されてから2週間前後で概ね回復すると考えると、その時点で実質感染している人数の一つの推定値と見ることもできるでしょう。
この実質感染者数の推定値の推移をみてみると、3月下旬から4月にかけて急速に増加し、4月21日ごろに頂点に達し、その後減り始めていることが伺えます。感染拡大はどうやらピークアウトしたように見えますね。このまま順調に減ってくれるとありがたいのですが、今後の推移を占う参考として、欧米の実質感染者数の推移を見てみました。
日本の場合と同様に累積感染者数の直近14日間の伸びの推移が示してあります。アメリカの人数が突出して多いので、アメリカのグラフのみ左目盛の数値を見て下さい。他の国は右目盛になっています。
このグラフを見るとイタリア、ドイツ、スペインが4月上旬に相次いでピークに達して、その後減少に転じていることがわかります。ただ、その減り方は増え方ほど素早くはなくて、増え方の半分から3分の1ぐらいのペースで減っているように見えます。ドイツは比較的順調ですが、イタリアはだいぶゆっくりでスペインは減り方に歯止めがかかっているように見えますね。どうもピークアウトしたからといってスッと減るようなものではないようです。
アメリカについては4月中旬にピークに達したかなという感じでしたが、その後一進一退で高止まりをしたままに見えます。イギリスも同様で4月中旬ごろから横ばいか微増という感じになっています。トランプ大統領はこの段階で外出禁止を緩和しようとしていると伝えられてますが、だいぶ時期尚早に見えますね。
減り始めると外出禁止が緩和されて減り方が鈍る。下手すると横ばいか増え始める。こんな事情でなかなか減っていかないのでしょう。日本は欧米と比べてるととても低い水準でピークアウトしたようですが、今後の推移は予断を許さないと言えるでしょう。外出自粛が緩和されるにつれて減り方は減速していって、収束するまで2ヵ月から3ヵ月、あるいはそれ以上かかるかもしれません。6月か7月かあるいはそれ以降かといった感じでしょうか。



















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