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2021年3月 6日 (土)

「そして「みんなのうた」は生まれた」第1弾

「そして「みんなのうた」は生まれた」第1弾、見させてもらいました。これもよかったですね。みんなのうた研究家の佐藤慶治さんが発掘された初代プロデューサー後藤田純生さんの資料と、二代目のディレクター志村建世さんの貴重なお話を中心に構成されていました。

『おお牧場はみどり』(61)、『おおブレネリ』(63)、『クラリネットこわしちゃった』(63)、『五匹のこぶたとチャールストン』(64)の映像が少し流れたあと、志村さんがポーランド大使館に問い合わせにいった思い出話が紹介されていました。『踊ろう楽しいポーレチケ』(62)だったんでしょうか。打ち合わせの最中に大使館の方が急に歌いだして踊りはじめたそうですね! 普段から、そうやって音楽に親しんでらっしゃるのでしょう。なんかいい光景ですね。こんな風に輪になって踊れる曲を届けたいと思ったという志村さんの思いもよく伝わってきました。

そして『ドレミの歌』(62)のエピソードの紹介。ドはペギーさんが戦時中に食べたかったドーナツにしたとのこと。Doe(female dear、雌鹿)では日本人にはピンとこないですからね。全部食べ物にしようとも思われたそうですが、レモンの次がみかんでは柑橘同士かぶるので「みんな」に変えて今の歌詞になったようですね。ファは原詞のFar(遠い道の向こう)というのも捨てがたいです。

志村さんが残してらしたお写真もまた貴重ですね。当時のスタジオのセットが記録されています。佐藤さんがこの資料をもとに映像が再現できるのではと前におっしゃってましたが、今回見事に実現して何よりでした。スタジオのひな壇を鍵盤に見立てて、ペギーさんや子供たちが歌いながら行進します。「ドミミ ミソソ レファファ とその通り飛んで歩いた すごくかわいらしい いい画面だったの」とおっしゃる志村さんの表情がとても楽しそうで、こちらも幸せな気持ちにさせて頂きました。ありがとうございます。

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コメント

当時のオープニングは「みんなのうたの時間です。さあ今日も元気よく歌いましょう」だったのですね。

投稿: うい | 2021年3月 6日 (土) 18時28分

そうなんですよね。音源でもこの部分が入った音源が結構残っています。オープニングにオルゴールが流れるようになるのはしばらくしてからですね。

投稿: くじょう | 2021年3月 6日 (土) 18時33分

「今日も元気よく歌いましょう」の台詞は私も知ってます。1970年代に入ってからしばらくして廃止されました。

投稿: マーチャン | 2021年3月 6日 (土) 23時53分

第1弾は残念ながら見落としてしまいましたが、後藤田氏も2004年に故人になられました。「線路はつづくよどこまでも」「ひので号のうた」の作詞者・佐木敏は氏のペンネームでした。また、「みんなのうた」に数多くの名イラストを残した中原収一氏も、残念ながら2018年、82歳で鬼籍に入られ、草創期の関係者が次々と消えていくのは寂しい限りです。中原氏もまた、自ら朝日ソノラマ版ソノシートに解説を書いておられましたね。蛇足ながら、西六郷演奏で1962年12月放送の「線路は…」のオープニングのナレーションは「線路はつづくどこまでも」でした。この声の主ですが、どなたかご存知の方はおいででしょうか。まったく憶測ながら、「詩人が死んだとき」のナレーション、「チロリン村」の「バナナ夫人」の吹き替えを担当した友部光子さんの声では?と思ってはいるのですが。

投稿: KPO | 2021年3月 7日 (日) 03時09分

1985年3月までは曲名の読み上げや、「〇〇さんが歌います」もしくは「歌は〇〇さんです」と歌手の紹介がありました。

投稿: うい | 2021年3月 7日 (日) 06時43分

KPOさん

すみません、情報が遅くなって申し訳ありませんが、♯1は3月15日(月)15:30-15:40にEテレで再放送されていたようです。済んでからお知らせしても仕方ないですね。申し訳ありません。♯2は16日、♯3は17日、♯4は18日の同じ時間に再放送だそうです。

『線路はつづくどこまでも』のアナウンスの声は確かに友部光子さんのお声によく似てますね。『詩人が死んだとき』のアナウンスと同時に流してきいてみましたが、ほとんど違和感がありませんでした。聞く人を包み込むような優しさが共通してますね。『線路』を担当された志村さんに伺ってみるとわかるかもしれません。ちなみに困ったときのクロニクルで「友部光子」で検索してみると、「新日本紀行ふたたび」「川の子クークー」「プリンプリン物語」などがヒットしましたが、みんなのうたのアナウンスとしては確認できませんでした。

投稿: くじょう | 2021年3月16日 (火) 22時28分

くじょうさま レスありがとうございます。62年版の「線路はつづくよ」は、私個人にとっても、「みんなのうた」の原初の記憶の中でももっとも懐かしい記憶に残る歌です。まだ小学校入学前ではありましたが、冒頭の三声の汽笛、とうとう乗れなかった黄色いこだま型「富士」の勇姿、何もかも今となっては追憶の彼方です。あのキューバ危機の最中、西六郷が「調子をそろえてクリッククリッククリック」でペギー女史のバックとして「みんなのうた」にデビューしたのがこの年の10月。その次の代わりの12月、彼らが初めて本格的にハーモニーを披露した記念すべき歌でもあります。思えば、20年近く前、この歌のオリジナル音源を探し求めて、東京中の古レコード屋を漁ってさまよい歩いたものでした。とうとう諦めた直後、中野の「まんだらけ」で、唐突にこの歌が収録された全曲オリジナル・やなせたかしイラストのケイブンシャソノシート」が目の前に現れた時は、嬉しいより、ぽかんとして力が抜けたものでした。友部女史については、まだご健在なのかどうか、現在はまったくご消息が知れませんが、このオープニングコールがか果たして彼女の声なのか否かは、恐らくもうわからず終いでしょう。またも長々と駄文、お許しくだされたく。

投稿: KPO | 2021年3月17日 (水) 21時30分

この曲が2021年4月にラジオのみで再放送されます!

でも2021年4月・5月の再放送は、あまりいいのが少ないです。気になる曲と言えば、この曲と一緒に放送される、元祖版「線路はつづくよどこまでも」と、5月放送の「ゆかいに歩けば」です。テレビも「五匹のこぶたとチャールストン」程度ですが、久し振りに平井堅版「大きな古時計」が聞けます。

「線路は~」はすでに海援隊版を見てますが、元祖はどうなのか?そして「ゆかいに歩けば」は合唱曲ゆえ知ってますが、放送では?

投稿: マーチャン | 2021年3月18日 (木) 20時12分

KPOさん

原初の記憶に残る曲というのはありますね。私の場合は『ぶたが逃げた』(1968)で、やはり保育園に通うころに聞いた曲で、親ぶたを追って逃げた子ぶたの運命が気になって仕方なかったのを覚えています。年末の「特集みんなのうた」で再会できてとても嬉しかった記憶がありますが、クロニクルで検索しても確認できないんですよね。ひょっとしたら夢で再会したのかも…

マーチャンさん
『線路はつづくよどこまでも』の再放送はグッドタイミングですね。『ドレミの歌』とカップリングです。『空をみあげて』(1965)というのは知らない曲かもしれません。『サイクリング リンリン』は好きな曲なので再放送されるのが楽しみです!

投稿: くじょう | 2021年3月22日 (月) 12時44分

この回が今日の22:40に再放送されます!

そして4月2日(1日深夜)0:30 - 1:00に2・3・4をまとめて再放送、その後1:00から「60年イヤースタート」が再放送されます!

投稿: マーチャン | 2021年3月31日 (水) 20時28分

マーチャンさん、ありがとうございます。まだ♯1をご覧になってない方は、今日見られるといいですね!

投稿: くじょう | 2021年3月31日 (水) 22時23分

この曲と「線路は続くよどこまでも」を聞きました。

気になっていた「線路は続くよ~」、普段我々が聞いている曲と同じです。

海援隊版が異常過ぎだったんですね。
(あの頃海援隊にマーチを歌わせても歌えなかったろ)

投稿: マーチャン | 2021年4月 3日 (土) 22時22分

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