西六郷定期演奏会
今年も西六郷少年少女合唱団の定期演奏会に行ってきました。毎年5月3日に行われて良いお天気に恵まれることが多いのですが、今年もとても良いお天気で素敵な歌声を堪能させてもらいました。第1部では「逃げた小鳥」や「ドレミの歌」といったみんなのうたナンバーが懐かしかったです。「空高く」は空高く舞い上がれ♪から始まるゆったりとした雄大な曲で、2011年出版とあることから震災歌なのかとも思ったのですが、2008年の作品のようですからそういう訳でもないですね。でも、被災された方の力にもなるような素晴らしいうたでした。
第1部後半は日本の合唱曲で「スケッチブックの空を」は一本の鉛筆で空に絵を描くような指揮に合わせて、空にデッサンするように歌声が伸びていくのが印象的でした。後半からは人数が減るのですが、高音がよく伸びて人数の少なさを感じさせません。「こきりこ節」や「竹田の子守唄」ではp(ピアノ)の響きの美しさを堪能させてもらいました。
第2部、世界の名曲と日本の合唱曲は指揮者の小池さんがピアノ伴奏をしながら指揮もされる<弾く振り>でした。普段の練習もピアノを弾きながら指導されてるそうで、指揮者の視線に合わせての歌声に違和感はなかったですね。ただ、時々ピアノから指を離して腕を振るところでは、声がグンと伸びてましたので、指揮者の力はやはり偉大です。
「グリーンスリーブス」や「ふるさとの空は」(ハンガリー舞曲第6番)といったお馴染みの曲を楽しんだあとは、日本の合唱曲でした。ステージの前にドラムセットが準備されて、ちょっとびっくり。「秋祭り」のためかと思ったら違っていました。「鮎の歌」でももちろんありません。
最後に演奏された組曲「フランチェスコ」の第5曲と終曲で、フルートの演奏と共にドラムとシンバルが登場します。ドラムの響きがフランチェスコの歩みを力づけているようでした。
アンコールは「翼をください」と「君をいつまでも忘れない」、そして「ぼくらの町は川っぷち」です。卒団する子は涙でもう声が出ない様子でしたが、その分在団生の声が聞こえてきました。在団生の皆さんには先輩方の歌声を受け継いで、さらに発展させてもらえたらと思います。卒団生の皆さん、本当に長い間お疲れ様でした!
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