【軍師官兵衛】最終回 「乱世ここに終わる」
14日の放送が総選挙のために21日に延期になり、それは別府に旅行中で見れなかったので、いろいろ見るのが遅くなってしまいました。
関ヶ原の合戦は長政の調略が功を奏して一日で決着。家康は大坂城に入城しました。これで勝負ありで安国寺恵瓊も石田三成もさばさばとした表情で処刑されていきました。実際はどうだったのかは分かりませんが。
如水の九州制圧からキャスティングボートを握る作戦もこれにて終了です。長い間お疲れさまでした。このあと大坂で家康と対面する場面は見どころがありましたね。どのような天下をつくるのかという如水の問いに
「わしが死んだあともいくさのない世の中にしたい」
これは格好いいですね! 秀吉没後のゴタゴタを目の当たりにしているだけに、如水ならずとも頭を下げたくなってしまいました。
このような問答が実際にあったのかどうか知りませんけど、そのような高い志を持った天下人が欲しいという脚本家の方や寺尾さんはじめキャストのみなさんやドラマ関係者のみなさんの願いが、ひしひしと伝わってくるシーンでした。開票日当日の放送を避けたのも分かる気がします。
こうした家康の志に賭けた長政を如水が称えるシーンも良かったです。官兵衛は長政を叱ってばかりのイメージがありましたが「子に越えられるのは悪いものではない」と最後に言えたのは幸いでした。
大坂の豊臣政権は豊臣政権として江戸で幕府を開くという家康の構想はやはり秀逸ですね。朝廷は朝廷として鎌倉で幕府を開いた頼朝の先例があるとはいえ、関東で体制を整えてから承久の乱のように大坂夏の陣で前政権を制圧するという用意周到さはさすがです。この辺はもう「官兵衛」の範疇ではないですけどね。「家康」のDVDを見たくなりました。
個人的には大変満足できる作品で何度もリプレイしながら見させてもらいました。岡田さんはじめ関係者のみなさま、ありがとうございました!
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