>Nature誌の行った調査から、WikipediaとBritannicaが正確な情報源として同レベルにあることが明らかになった。Britannicaは、情報源の基準と見なされている百科事典だが、Wikipediaは自由にだれでも利用できるオンラインの百科事典で、ここ2週間は、寄稿者の信頼性や全体的な説明責任に関する問題で、マスコミから集中砲火を浴びていた。
>Natureは今回の調査にあたって、WikipediaとBritannicaの双方からさまざまなトピックを選び出し、各分野の「しかるべき」専門家に意見を求めた。依頼を受けた専門家は同じ話題の項目を抜き出し、比較を行ったが、各情報がどちらのサイトから抽出されたかは知らされなかった。その結果、深刻な誤りが見つかったものはわずか8件で、それぞれ4件ずつという結果になった。ただし、事実に関する誤記、脱落、あるいは誤解を招く文章はいくつも発見された。Wikipediaにはこのような問題が162件あったのに対し、Britannicaのほうは123件だった。
>Wikipediaを立ち上げたJimmy Wales氏は、双方とも誤記の割合が小さくなかったことも認め、この数字は百科事典の項目を全体的に審査する必要があることを物語っていると付け加えた。 同氏はさらに、この結果はBritannicaには弱点がないとの通念を覆すものだとした。 「Britannicaには相当な敬意を抱いている。だが、Britannicaに誤記が全くないと考えている人があまりにも多すぎる。『Britannicaで調べたのだから正しいはずだ』という。どこにでも多数の誤記があることが分かってよかった」(Wales) (「Wikipediaの情報はブリタニカと同じくらい正確」--Nature誌が調査結果を公表 - CNET Japan.)
ブラインドテストで重要な誤りの数がBritannicaと同等、事実に関する誤記、脱落などがBritannicaの3割増ということで、web上でいろんな人が書き込んでいるわりにはWikipediaというのは信頼ができるようです。もちろん、誤りも含んでいますからそういうつもりで見れば有用な情報源には違いないでしょう。
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